クン以外の全選手が移籍市場へ

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『アス』によると、アトレティコ・デ・マドリーにとって、来季のチャンピオンズリーグに出場できないことは経営的にも大きな打撃となるようだ。欧州最高峰の大会の出場権を得られないことにより、アトレティコの来季の予算は1億3500万ユーロから1億1500万ユーロに減る見込みだ(ヨーロッパリーグ出場権を獲得すれば1億2500万ユーロの予算が見込める)。これは今夏の選手補強と放出にも影響を与えることになる。

予算縮小は、アグエロ以外の全選手が今夏の移籍市場に出されることを意味する。アトレティコは高額な選手の補強を控え、選手の売却益によってバランスを取らなくてはいけない。アトレティコが支払っている全選手の年俸は7500万ユーロで、これは今季の予算における70%の比率となっている。ロヒ・ブランコ首脳陣には、そのパーセンテージ以上の額を年俸に割く考えはなく、所属選手たちの減俸や放出でやり繰りする方針だ。

しかしアトレティコ首脳陣は、今夏に数人の選手を放出しても、チーム力を引き下げることになるとは考えていない。アトレティコは、クラブのカンテラに絶対的な信頼を置いており、放出選手の穴をカンテラーノたちで埋められると見込んでいる。現在はコケをはじめ、プリード、、ボルハといったカンテラーノたちがトップチームと練習をともにしている。

アトレティコが今夏に放出する可能性が高い選手としてはアントニオ・ロペス、、バレラ、ラウール・ガルシアの名が挙げられる。4選手は2012年に契約が切れるため、契約を更新しないならば、来季中に売却する必要がある。その中でもラウール・ガルシアは、アスレチック・ビルバオやイングランドの複数のクラブから興味を持たれており、高額で売却できる可能性がある。

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