デルビーでのダビド・デ・ヘアのパフォーマンスが批判の的となっている。特にマドリーの2点目となったエジルのゴールは、防げたものであるという見解が強い。デ・ヘアはこれまでも、ビジャレアル戦での壁の配置や1-4の大敗を喫したエルクレス戦などでミスを犯してきた。
もちろん現在20歳のデ・ヘアは、プレー面と精神面の両面で、これからピークを迎える選手だ。アトレティコ・デ・マドリー首脳陣もデ・ヘアを手放す気はなく、同選手自身が移籍を望む場合にのみ退団を了承する方針だ。
ただ問題となるのは、デ・ヘアの移籍金が2000万ユーロと、ビッグクラブであれば容易に手が届く額に設定されていることだ。デ・ヘアとアトレティコの契約は2013年までとなっているが、契約延長交渉は進んでいない。
この背景としては、デ・ヘアが自身の代理人を務めていたバイア・インテルナシオナル社との関係を切ったことが挙げられる。デ・ヘアは数カ月後にユー・ファースト・スポーツ社と契約を結ぶ予定となっており、その後にアトレティコとの契約延長交渉を再開する見込みだ。
アトレティコ首脳陣は将来的なプロジェクトの中にデ・ヘアを含めているが、そのためには2000万ユーロという、スペインのフットボールを担う逸材としては“格安”の移籍金設定額を改善する必要がある。
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