22日に記者会見に臨んだのはダビド・デ・ヘアだ。サルチーチャはデルビーに1-2で敗れた理由が、レアル・マドリーのイケル・カシージャスの存在にあったという見解を示した。
「マドリーのゴールにはイケルがいた。僕たちは偉大な試合を演じ、チャンスも手にしていた。でも、勝利をつかむことができなかったんだ。イケルはどんな試合でもイケルであり、彼が試合の勝者だった」
デ・ヘアはまた、デルビーの敗戦に悔しさをにじませた。
「どの敗戦もつらいものだ。でもマドリー相手に負けるのは、もう少しだけつらさが増すね。エジルのゴール? ボールは後方からゴールに向かってきた。多くの選手がエリア内にいたためにシュートを放つ瞬間を見られず、弾く暇もなかった」
一方でデ・ヘアは、ヨーロッパリーグ出場権獲得に対する意気込みを見せた。
「残り9試合となったリーガで、チームはヨーロッパリーグ出場圏の近くにいる。これからも努力をし続けて試合に臨み、より上位を目指さなければならない。このチームであれば、シーズンの最後にもっと上位に位置できると思っている」
浮き沈みが激しい今季のアトレティコだが、デ・ヘアは最高のシーズンを送っていないことを認めた。
「僕たちが望んでいたようなシーズンにはならなかった。他の大会に出場できる運を持っていなかったんだ。でも、チームはヨーロッパリーグという悪くはない目標を保ち続けている」
デ・ヘアはさらに、デルビーで、アトレティコファンがマルセロに“猿”、クリスティアーノ・ロナウドに“死ね”コールをしたことについても言及した。
「そういう言葉を聞くのは、あまり良いことではないね。でもスペイン、さらにはヨーロッパの多くのピッチで、似たような言葉が飛び交っている。ただ、そのことについて掘り下げる必要はない。もちろん試合を中止にするまでの事態にしてもいけない。これ以上、火に油を注ぐ必要はないんだ」
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