フィリペ「誰もレアル・マドリーのことを考えてはいない」

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10日に記者会見に姿を現したフィリペ・ルイスは、12日のリーガエスパニョーラ第28節、エスタディオ・デ・メディテラネオスでのアルメリア戦勝利に向けて強い意気込みを示した。

「僕たちはよりまとまってプレーをしなければならない。よりライン間を狭めてパスを出すなど、チームメートとしっかり連携を取らなくてはいけないんだ。チームはビジャレアル戦の勝利を、もう忘れている。順位表も意識せず、アンダルシアのチームとの対戦だけを考えてなくてはならない」

「僕たちはチームのプレースタイルを発見したんだ。4試合で無敗を貫き通しているのが、その証拠だ。皆が連帯感を持っていれば、チームは一枚岩のように機能するんだ。それは各個人のレベルアップにもつながる。このグループには素晴らしいクオリティーがあり、全員が一つになればより最高のプレーを見せられる」

一方で、ビジャレアル戦がチームの今季最高の試合ではなかったという見解を述べた。

「ビジャレアル戦が最高ではなかった。だけど勝利は、それ自体がポジティブなことだ。逆に言えば、敗戦はネガティブなことしか残らない。勝ち点3を逃し、誰もチームのパフォーマンスのことなんて気にしないからね。重要なのはグループ、各選手が評価されるために勝利を挙げることなんだ」

「(ビジャレアル戦では)ピッチ内の全員が助け合い、チームとして機能していたことが感じられたはずだ。その試合では、前線の選手がディフェンスを助け、僕たちも彼らを支えた。僕たちは自信を取り戻すことができたんだ。この調子で前に進まなければならない」

ビジャレアル戦で久しぶりにゴールを記録したクン・アグエロとディエゴ・フォルランの2トップについても言及した。

「ストライカーはゴールによって生きている。彼らにとって、ゴールを決めることは重要なんだ。現在のクンとフォルランは良い感じで練習に取り組んでいる。ゴールを奪えないという不安を払拭することは、大切なんだと思うよ」

また、アントニオ・ロペスと左サイドバックのレギュラーを争っていく意思を口にした。

「ここで勝利をつかみたい。僕はアントニオ・ロペスという偉大な選手とレギュラーを争っている。疑う余地なく、選手は常にプレーしたいという欲求を持っている。そして監督は、その都度より良い状態にある選手を起用する」

アルメリアについては、リーガで19位に位置するチームではないと話した。

「彼らは偉大なチームであり、僕の友達でもある偉大なGKを擁している。彼らが位置している順位は不当なものだよ。彼らのカーサでは、多くの困難に直面することになる。彼らは攻略が難しい相手だし、良いパフォーマンスを見せなければならない」

アグエロとホセ・アントニオ・レジェスは、レアル・マドリーとのデルビーを前に累積警告による出場停止にリーチがかかっている。しかしフィリペは、両選手がデルビーを気にしてプレーはしないという考えを口にした。

「彼らがレアル・マドリーとの一戦を考えているとは思わない。誰も守りに入ってプレーすることはない。チームはアンダルスに勝つために、すべてを出し尽くすだろう」

チームがビセンテ・カルデロンでのデルビーを、まだ意識してはいないと強調した。

「誰もレアル・マドリーのことを考えてはいない。その試合のプレッシャーは、僕たちではなく彼らが背負っている。もちろん、僕たちは彼らを苦手としている状況を変えたいと思っている。勢いに乗った状態で、その試合にたどり着くよ」

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