アトレティコ・デ・マドリーは7日に、アドリアン・エスクデロの逝去という重い衝撃を受けた。アトレティコはフアン・カルロス・アルテチェが天に召されてから5カ月も経たずに、もう一人のレジェンドを失うことになった。アトレティたちは、両者に対して永遠に感謝の気持ちを持ち続けるだろう。
エスクデロがアトレティコで活躍したのは1940~50年代で、1978年に加入したアルテチェととともにプレーすることはなかった。前者はクラブ最多得点記録(170ゴール)を打ち立て、後者は相手選手の突破を阻む鉄壁のディフェンスでファンの心を打った。エスクデロは2度のリーガエスパニョーラ優勝を達成し、アルテチェはコパ・デル・レイ、スペイン・スーペルコパをそれぞれ1度ずつ勝ち取った。
エスクデロとアルテチェはタイトルを獲得しただけでなく、アトレティたちに受け継がれ続ける情熱をも生み出した。彼らのロヒ・ブランコに忠誠を尽くす姿勢は、当時のアトレティたちの心に強く訴えかけるものだった。彼らがいたからこそ、アトレティコがスペイン、さらには国外で、素晴らしいファンを持つ偉大なクラブと認識されたのだ。アトレティコ・デ・マドリーをアトレティコ・デ・マドリーたらしめたのは、間違いなく彼らだった。
カンテラ出身選手も他クラブから加入した選手も、ビセンテ・カルデロンでプレーする選手全員が、エスクデロとアルテチェを手本としなければならない。アトレティのコラソンに居続ける偉大なるレジェンドの2人を。
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