アトレティコ・デ・マドリー4番目の筆頭株主であり、保有している290万6667株を『セグンダマノ』で売りに出したエンリケ・ベンテロ・テルレイラが、『ラディオ・マルカ』のインタビューに応じた。
ベンテロはアトレティコ全株の0.48%、額面価格で7004万7120ユーロの株をすべて手放したい意思を示した。
「株の売却交渉に関して、駆け引きをすることはない。だが売却して金銭にすることを試みるよ。株はずっと保有していても、有益ではないからね」
また、アトレティコの理事長ミゲル・アンヘル・ヒル・マリン、会長エンリケ・セレソに対立意識があって売却するわけではないことを強調した。
「私は彼らの失脚を望んでいる人間ではないよ。1番目と2番目の筆頭株主である彼らには、株の買い取りを望んでいるか尋ねた。だが、まだ何も返答をもらってない」
『セグンダマノ』で購入希望者が現れたか、まだ確認していないようだ。
「株買い取りに興味がある者がいるかは、まだ知らないよ」
ベンテロはアトレティコの株を、自身が望んで取得したわけではないことを強調した。
「ミゲルの父親ヘスス・ヒルとは関係を持っていた。彼は私に借金をしており、その補償として株をもらったんだ。しかし、私は株が欲しいわけではなかった」
『セグンダマノ』には株の売却価格は交渉次第であると記してあるが、ベンテロはどの程度の額を望んでいるのだろうか。
「受け取るオファーによるね。それに、アトレティコは負債を抱えており、株の価値は下がっている。私が株を手にした価格の50%くらいで売却できたらいいね」
ベンテロはアトレティコの執行役員だが、2003年以降はクラブの会議に一度も出席しておらず、「クラブの事情については何も知らない」とコメント。また自身が経営する複数の会社については「息子たちに任せており、私は事実上退職している」と述べている。
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