アトレティコ、ラメラを6カ月間追い続ける

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『マルカ』によると、アルゼンチンメディアがしきりに報じていたアトレティコ・デ・マドリーのエリク・ラメラへの興味は、実際にあるようだ。ロヒ・ブランコは、ここ6カ月間U-20アルゼンチン代表選手を追い続けているようで、今季終了後にリーベル・プレートにオファーを提示することを検討しているという。

アトレティコはラメラのマネージングを務めるIMG社とコンタクトを取ってきた。アトレティコにとってラメラ獲得の鍵を握るIMG社の人物は、クン・アグエロの代理人も担当しているダリオ・ボンビーニとなるだろう。またアトレティコは、ボンビーニ以外のIMG社の代理人とも良好な関係を築いている。

2000年にリーベルに入団したラメラの名がスペインで紹介され始めたのは、バルセロナが当時12歳だった同選手の獲得を試みた2004年からだった。しかしラメラはリーベル残留を決め、2009年6月にピポ・ゴロシトの下でトップチームデビューを果たした。デビュー当初はコンスタントな活躍を見せられなかったラメラだが、ここ数か月で不動の地位を築いた。

ラメラは昨年の9月、リーベルと2014年までの契約延長を結んだ。移籍金は2000万ユーロに設定されている。しかしリーベルは、良質なオファーが届くことで、ラメラ放出を了承する構えのようだ。アルゼンチンの名門は、選手補強のための資金を欲しているとされる。アトレティコがラメラを獲得できるかは移籍金次第だが、同選手を狙うクラブとしては、他にチェルシーとミランの名も挙がっている。

ラメラを6カ月間追い続けている人物は、頻繁に南米出張を行っているアトレティコのSDヘスス・ガルシア・ピタルチだ。ピタルチは、ブラジル人ではエリアスとミランダの獲得にこぎ着け、さらにネイマール、アレックス、サンドロにも興味を示している。またウルグアイ人ではガジェゴス、、ゴディンを獲得。そしてアルゼンチン人のラメラについては、3月25日で19歳を迎えるという若さも含め、ピタルチは将来の投資と考えているようだ。

アトレティコにとって、ラメラはクラブ事情的にも好条件の選手であるという。同選手は今後数カ月で、欧州国籍を取得できる見通しだからだ。アトレティコはエリアス、そして今季終了後に加入予定のミランダで外国人枠を使用し、ゴディンの2重国籍取得、ジエゴ・コスタの放出によって1枠だけを空ける予定と見られている。その1枠は、ベンフィカが買い取りオプションの行使を画策しているサルビオのために使われる可能性がある。

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