ヒル・マリン「クラブは破産とは程遠い状況にある」

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アトレティコ・デ・マドリーの理事であるミゲル・アンヘル・ヒル・マリンが、副会長のフェルナンド・ガルシア・アバソロに続き、セニャレス・デ・ウモの負債額が7億8223万ユーロに上るとの見解を否定した。

ヒル・マリンは、23日にビセンテ・カルデロンで開催されたクラブの経営状況を伝える朝食会で、負債額が1億8500万ユーロから2億5000万ユーロの間(計上する時期によって差異があるとの理由)にあると発表した上で、次のようにコメントした。

「クラブは破産とは程遠い状況にある。なぜならば、負債の額を踏まえても、クラブには十分な活動資金と財産があるからだ。負債を減らす方法はシンプルで、活動資金を負債に充てればいいんだ」

ヒル・マリンはまた「クラブの経営状況について、われわれは何も偽っていない」ことを強調。さらにテレビ放映権の収入や選手放出の際に得る移籍金の50%を負債に充てていることで、「負債は増えておらず、減少している」と主張した。

一方でヒル・マリンは欧州カップ戦出場権について触れ、「チャンピオンズリーグに出場できなければ、クラブの経営における成長曲線はゆるくなる」とコメントした。なお、欧州カップ戦でベスト16まで勝ち進めば、チャンピオンズリーグで2500万ユーロ、ヨーロッパリーグで1500万ユーロを得られる。

さらにヒル・マリンは、経営状況を考慮に入れれば、チームがリーガエスパニョーラで4~3位に位置する必要があると述べ、クラブが5シーズンで最低3回チャンピオンズリーグに出場することを目標にしていると明かした。

新スタジアム、アルコルコンの新シウダー・デポルティーバについても触れたヒル・マリンは、新スタジアムが3月から、新シウダー・デポルティーバが2011年以内に建設を開始する予定であるとコメントした。クラブは2014-2015シーズンから、両施設を使用できるようだ。

最後にヒル・マリンは、ソシオが毎シーズン契約を更新する際に、クラブの組織とスポーツの両面における計画を、情報として伝えることを検討していると述べた。

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