キケ:「フォルランのことは複雑な問題」

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12日、アトレティコ・マドリーのキケ・サンチェス・フローレス監督が、ディエゴ・フォルランとの確執を巡る報通り道が過熱していることについて、緊急会見を行った。

キケ監督は1-2で敗戦した10日のラシン戦の試合後会見で、フォルランを先発で起用しなかった理由を問われて、「途中から出場したフォルランのプレーを見ただろう? 彼の批判をするべきは、私ではなく君たち(記者)だ」と言い放った。その発言を耳にしたフォルランは、ラシン戦の帰路で「あなたはエゴイスタだ」とキケ監督に伝えたとされる。

このことにより、キケ監督はフォルラン、ひいては全選手たちとの間に溝をつくったと報じられた。ラシン戦翌日の練習前には、・ガルシア・ピタルチSD(スポーツディレクター)も含めて45分にもわたる話し合いが執り行われたが、その場でもキケ監督とフォルランが言い争ったという。

チーム崩壊の危機とまで報じられる状況を受けてキケ監督は、記者会見を行う予定だったDFルイス・ペレアに代わって会見場に現れ、次のようにコメントした。

「フォルランのことは複雑な課題だ。彼はプレーの質と選手としてのパーソナリティーを失っている。私は監督として、自分を難しい状況に追い込むような決定も下す必要が有る」

「私は率直に意見を言う人間であり、皆には私のことを知っていてもら痛い。おそらく、私という人間に慣れてい無いのだろう」

「昨日は普段通り選手、スタッフ陣と10分間のミーティングを行った。その後にフォルランの意見を聞き、私が再び話し、最後に他の選手たちの意見を聞いた。他の選手たちは何も言わず、その後に練習を開始した。彼らは敗戦に苛立ちと怒りを感じていた。しかし、次戦を見据えている」

「(会長の)エンリケ・セレソにも呼び出されたよ。試合後の話し合いと同じような中身で、時刻も同程度だった。彼との間には尊敬の念が存在している」

「私はチームを信頼している。彼らは敬意と献身の気持ちを持つ選手たちで、それを記者会見や試合など、仕事に取り組む姿勢で示している。だからこそ、チームは昨年に2冠を達成した。皆が同じ方向を向くことで、成功を収めることが出来るんだ」

「悪い流れにたじろいではなら無い。そのようなことはこれまでもあったし、我々はヨーロッパリーグ出場圏内でシーズンを終えることを強く願っている」

キケ監督はまた、アトレティコのファンについても言及した。

「我々とファンの関係は素晴らしい。それはファンが与えてくれたものだ。例えが必要ならば、勝利した試合ではなく、敗戦したバルセロナ戦を挙げたい。彼らは我々の勝利を信じ続けてくれた。ファンとの関係を壊すようなことがあってはなら無い。私はそのためにここにいる」

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