「妥当な」勝利を喜ぶフローレス監督

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FCインテル・ミラノを2-0で下してUEFAスーパーカップ初制覇を果たし、欧州の舞台で今年ニつ目の栄冠を手にしたクラブ・アトレティコ・デ・マドリーのキケ・サンチェス・フローレス監督は、この結果を実力で勝ち取ったものだと語った。一方、初のUEFAスーパーカップ制覇を逃したインテルのラファエル・ベニテス監督は、アトレティコのほうが「フィジカル面でも戦術面でも」勝っていたことを認めた。

アトレティコのキケ・サンチェス・フローレス監督
とにかく勝利が目標だったから、非常に満足している。この幸せな気分をすべてのファンと分かち合いたい。昨シーズンはコンディションに波があったが、今はフィジカル面でとても調子がいい。今夜はあらゆる点で良かったと思う。スピードもパワーもあったし、2点とも文句なしのゴールだった。いい戦いができたよ。インテルは守備が堅かった。マイコンが攻め上がってきたら厄介だと思っていたが、シモンとアルバロ・ドミンゲスがよく彼を抑えてくれた。われわれは何度となく相手に脅威を与えた。インテルもよく戦ったが、われわれが勝つべくして勝ったというのが率直な印象だ。妥当な結果だろう。

今季のわれわれの目標は明確だ。それは、国内リーグでのパフォーマンスを上げることだ。昨シーズンはまあまあといった感じだったからね。そしてカップ戦も制したい。これは難しいだろうが、チームはいい戦いができている。常にプレッシャーにさらされることになるだろうが、ベストを尽くし続けなければならない。この快挙は、昨シーズンからの積み重ねで成し遂げられたと思う。最高の形で新シーズンをスタートさせることができた。

インテルのラファエル・ベニテス監督
スタートは悪くなかったのだが、徐々に相手のペースになってカウンターアタックを許し、試合をコントロールされてしまった。相手に比べると体のキレが悪く、フィジカル面で強いチームに対抗する激しさも欠けていたのかもしれない。

しっくりいくまでもう少し時間が必要なのは確かだ。これまでの戦い方を維持しつつ、変えるべきところは変えなければならない。ワールドカップのある年は、あまり調整の時間がない。イタリア・スーパーカップは(ローマに勝って)制したが、今夜は同じようにはいかなかった。

われわれにとっては重要なトロフィーだった。まだ一度も手にしていないので、今後も獲得を目指していくことになる。彼らのカウンターは脅威だった。あれのせいでこちらのプレーが制限されてしまった。(イタリア・スーパーカップの)ローマ戦と同じように戦ったのだが、アトレティコは戦術面でも非常に素晴らしかった。

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