アトレティコ・マドリー初のEL王者、フォルラン2ゴールで延長戦制す

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昨季までのUEFAカップから名称を変えたヨーロッパリーグの初のファイナルが12日に行われ、アトレティコ・マドリーがフラムとの延長戦を2-1で制して初の王者となった。

雨の降るハンブルクのスタジアムで行われた試合で、アトレティコは立ち上がりからアグエロとフォルランの2トップが盛んにフラムゴール前に襲いかかると、32分にアグエロのシュートミスをフォルランが押し込んで先制。しかし、フラムもすぐに反撃に転じ、37分にはアキレス腱のケガを押して先発したザモラを起点にした攻撃から、デイヴィスが右足のボレーを鮮やかに決めて追いつく。

試合はその後も攻守の切り替えの早い展開となるが、両チームのGKの好守もあってスコアは動かず。延長戦に入ると、さすがに互いに疲れが見え、PK戦も視野に入ったかに見えたが、延長後半11分にアグエロの左クロスをフォルランが右足で合わせて決勝点とした。

MVPのフォルランは試合後、「我々は優勝にふさわしかった。大きな犠牲を払ってここまでやってきたのだ。今はこの瞬間を思う存分楽しみたい」と話した。

アトレティコはこれでリーグと国王杯の二冠を達成した1995-96シーズン以来のトロフィ。国王杯決勝にも残っているだけに、今季も二冠で締めくくる可能性を残した。

◇アトレティコ・マドリー 2-1 フラム
[得点] 32分:フォルラン、37分:デイヴィス(フ)、116分:フォルラン

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