5月12日は、アトレティコ・マドリーにとって特別な日です。なぜならこの日、2010年に、チームが1962年のカップウィナーズカップ以来、48年ぶりにヨーロッパのタイトルを手にしたからです。ほぼ半世紀を経て、コルチョネロスは再び大陸大会で栄光をつかみました。
その舞台はヨーロッパリーグで、決勝は2010年5月12日にハンブルクで行われました。対戦相手はイングランドのフラムで、開催国のクラブを予想外にも撃破して決勝に進んできました。一方、アトレティコはリヴァプールとの壮絶な準決勝を制し、ドイツに乗り込んでいました。
ホームでの第1戦(ビセンテ・カルデロン)ではフォルランのゴールで1-0の勝利。そしてアウェーのアンフィールドでは、アクイラーニのゴールで延長戦に突入し、ベナユンが2-0とするゴールを決めてリヴァプールがリードしました。しかし延長後半の102分、故ホセ・アントニオ・レジェスの見事なパスから、フォルランがゴールを決め、アトレティコを歓喜へと導きました。この2-1のゴールで、キケ・サンチェス・フローレス監督率いるチームは決勝進出を果たしました。
その2週間後、迎えた決勝戦でもウルグアイ代表のフォルランは再び主役となりました。前半31分に先制ゴールを決めると、その5分後にデイヴィスが同点ゴールを決め、試合は再び延長戦に突入しました。そしてまたしても延長戦で、「カチャ」ことフォルランが決定的な場面で姿を現します。クン・アグエロの折り返しをゴールへと流し込み、PK戦に突入するかと思われた116分に決勝点を挙げました。アトレティコ・マドリー、ヨーロッパリーグ優勝です。
その日のキケ監督のスタメンは以下の通りです:
デ・ヘア、ウイファルシ、ペレア、ドミンゲス、アントニオ・ロペス、レジェス、アスンソン、ラウール・ガルシア、シモン、アグエロ、フォルラン。
途中出場したのは、サルビオ、フラド、フアン・バレラです。
キャプテンのアントニオ・ロペスは、ハンブルクの空に向けてトロフィーを高々と掲げました。このタイトルは、その後のアトレティコを象徴する重要な転機となりました。なぜなら、48年ぶりに欧州のタイトルを獲得し、そこからさらなる栄光が続くことになったからです。
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