最終決戦への意気込みを語るドミンゲス

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弱冠20歳の若手とはいえ、「チームが欧州の舞台から姿を消すことだけは避けたい」と語るクラブ・アトレティコ・マドリーのアルバロ・ドミンゲスは、言うまでもなく8日のFCポルト戦に勝たなければならないことを理解している。

3位争い
キケ・サンチェス・フローレス監督率いるアトレティコは、すでにUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦への道を閉ざされている。しかし、現時点ではグループDの3位につけており、最終節で首位チェルシーFCに挑む最下位アポエルFCとの勝ち点1差を守り抜くことができれば、18日に行われるUEFAヨーロッパリーグ・ベスト32の組み合わせ抽選会に出席することができる。「ファンに勝利をプレゼントし、トップクラブとしての地位を保ちたい」とドミンゲスは語った。「チャンピオンズリーグでは勝ち進めなくなったけど、ヨーロッパリーグに参戦するのも悪くない。サポーターのためにも勝利が必要だ。それ以外の結果では、自力でヨーロッパリーグへの切符を手にできなくなる」

「労を惜しまない姿勢」
指揮官がアベル・レシーノ前監督からキケ・フローレス監督に交代した10月以降、ドミンゲスはアトレティコの最終ラインでポジションを確保すると、期待の新鋭DFとして評価が急上昇。リーグ戦での軽い負傷から回復して、地元ビセンテ・カルデロン・スタジアムで行われるポルト戦に出場できることが分かり、本人を含めた全関係者を安心させた。そんなドミンゲスはチームの調子が上向いてきたことを歓迎している。アトレティコはスペイン・リーガで依然として下半分に沈んでいるものの、5日のヘレスCD戦では2-0と快勝、今季初の連勝を飾った。「ここ数週間のハードワークが実を結び始めている」とドミンゲスは説明した。「労を惜しまない姿勢をキケ・サンチェス・フローレス監督が植えつけてくれた。僕らはよりタフになったし、簡単には負けないチームになっている」

「ささやかな復讐」
アトレティコが新たに発見したスピリットは、8日のポルト戦で試されることになるだろう。さらにドミンゲスは、チームメートもこの一戦の重要性を十分に認識していると語った。「僕らは決勝を戦うつもりでこの試合に臨まなければならない」と語った。アトレティコは昨季の決勝トーナメント1回戦でドラゴンズ(ポルトの愛称)に敗れている。「ポルトは偉大なクラブだ。ここ(マドリード)で対戦し、敗退に追い込まれた昨季もそれを思い知らされたよ。気持ち的にはささやかな復讐の機会と言ってもいいけど、対戦相手に関係なく自分たちのサッカーを貫かなければならない」

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