ポルトへの雪辱を狙うアトレティコ

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FCポルトが今季のUEFAチャンピオンズリーグで初めてホームに迎える相手は、2008-09シーズンの決勝トーナメント1回戦でも対戦したクラブ・アトレティコ・マドリー。昨季はスペインで2-2、今回の対戦の舞台エスタディオ・ド・ドラゴンでは0-0で引き分け、ポルトがアウェーゴール差で勝ち上がっている。

両チームとも第1節を不本意を結果で終えており、この試合にかける意気込みは強い。ポルトは敵地でチェルシーFCに0-1で敗北。アトレティコはホームで大会初挑戦のアポエルFCと0-0で引き分けるにとどまった。

過去の対戦
昨季の対戦では、ポルトのリサンドロが敵地ビセンテ・カルデロンで2得点。このアウェーゴールが物をいい、この試合を2-2、ホームでの第2戦をスコアレスドローで終えたポルトが、大会を制覇した2003-04シーズン以来となる準々決勝進出を決めた。

2009年2月24日に行われた第1戦の出場メンバーは以下のとおり。
アトレティコ: フランコ、セイタリディス、アントニオ・ロペス、フォルラン、ラウール・ガルシア(67分マニシェ)、アグエロ(56分シナマ・ポンゴーユ)、(80分ミゲル)、、ウイファルシ、シモン、
ポルト: エウトン、、ルチョ、リサンドロ(90分セクティウイ)、、フッキ、ロランド、ラウール・メイレレス(90分トーマス・コスタ)、サプナル(79分ペドロ・エマヌエル)、フェルナンド、シソコ

2009年3月11日に行われた第2戦の出場メンバーは以下のとおり。
ポルト: エウトン、、ルチョ、リサンドロ(90分ファリアス)、、フッキ(89分マリアーノ)、ロランド、ラウール・メイレレス、サプナル(83分トーマス・コスタ)、フェルナンド、シソコ
アトレティコ: フランコ、アントニオ・ロペス、ラウール・ガルシア(73分マニシェ)、アグエロ、(54分フォルラン)、、シナマ・ポンゴーユ(79分ミゲル)、ウイファルシ、シモン、ペレア、

それ以前の公式戦で両者が対戦したのは1度のみ。1963-64シーズンのインターシティーズ・フェアーズカップ1回戦で、ホームで2-1、アウェーで0-0としたアトレティコが勝ち上がりを決めた。

昨季のアトレティコとのホームゲームを引き分けで終えたポルトは、スペイン勢をホームに迎えたUEFA主催クラブ大会の直近6試合で勝利を収めていない。その内訳は3敗3分け。

ポルトが最後にホームでスペイン勢に勝ったのは1999年10月。UEFAチャンピンズリーグ1次グループリーグで、レアル・マドリーCFを2-1で下した。

マッチ・バックグラウンド
ポルトは昨季の準々決勝でマンチェスター・ユナイテッドFCの前に敗退。敵地での第1戦を2-2のドローで終えたものの、エスタディオ・ド・ドラゴンでの第2戦を0-1で落とした。昨季ホームで敗れたのは2度目で、グループリーグ第3節でもFCディナモ・キエフに0-1で敗北。グループリーグの他のホームゲームでは、フェネルバフチェFKを3-1、アーセナルFCを2-0で破っている。

昨季ディナモに敗れるまで、ポルトは大会のホームゲーム21試合で1度しか破れておらず、11勝を挙げていた。

アトレティコはUEFAチャンピオンズリーグ本戦のアウェーゲームで負けたことがない。11年のブランクを経てグループリーグに出場した昨季は、敵地で臨んだ初戦でPSVアイントホーフェンに3-0で勝利。リバプールFC、オリンピック・マルセイユとのアウェー戦はそれぞれ1-1、0-0のドローで終え、決勝トーナメント1回戦もポルトガルで引き分けた。

1996-97シーズンのグループリーグでは、アトレティコはアウェーで2勝1分け。準々決勝では敵地でAFCアヤックスと1-1で引き分けたものの、ホームゲームを2-3で落として敗退した。

両チームのつながり
アトレティコのMFパウロ・アスンソンは、ポルトに2度在籍している。2000-01シーズンにBチームで36試合に出場。2004年に再入団してからは4年にわたり活躍した。

2007年のポルトガル年間最優秀選手に選ばれたアトレティコのウィンガー、シモンは、ポルトの国内の宿敵スポルティング・リスボン(1996-99年)とSLベンフィカ(2001-07年)に在籍した経験を持つ。

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