アセンホ、チームの前途に確かな手応え

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クラブ・アトレティコ・マドリーは25日、パナシナイコスFCを下してUEFAチャンピオンズリーグ・グループリーグへ駒を進めた。GKセルヒオ・アセンホはアトレティコについて、どのような対戦相手を前にしても簡単には引き下がらないチームだと確信している。

「精神が高揚」
敵地OACAスピロ・ルイス・スタジアムでの第1戦を3-2で競り勝っていたアトレティコは、ホームでの第2戦も2-0で快勝。グループリーグ進出を決めたこの試合、見事なセーブを連発して大きな存在感を示したのはアセンホだった。第2戦を終えたU-21スペイン代表GKは、昨季のスペイン・リーガを4位で終えたチームが、新シーズン開幕と欧州最高峰のクラブ大会に向けて確固たる自信を手に入れたと認めた。「チーム全体が大きな手応えを感じ取った。今は選手皆の精神が高揚している」と語る。「UEFAチャンピオンズリーグはビッグクラブばかりが集まる大会。だから一歩ずつ前進することを考えなければ、足下をすくわれてしまう。しかしアトレティコは、どんな対戦相手にも引けを取らない力を持ったチームだ」

サポーターの信頼
20歳の守護神は、今年7月にレアル・バジャドリーCFから約500万ユーロ(約6億7000万円)でアトレティコへ移籍。パナシナイコス戦では自信に満ちたプレーを披露し、すぐに本拠地ビセンテ・カルデロン・スタジアムのサポーターの心をつかんだ。「このプレーオフの2試合に向けて十分な対策を練ってきた。今夜の試合でサポーターから評価されたのなら、僕は幸せな人間だ」とアセンホは続けた。「個人的には、第2戦を無失点に抑えたことがとても大きかった。僕自身、ゴールを与えてはならないと思っていたからね。サポーターの信頼を失いたくなければ、今後も努力を重ねなければならない。それは自分でも分かっている」

団結力
ブラジル人MFパウロ・アスンソンもアセンホと同じ意見の持ち主だ。決勝トーナメント1回戦でFCポルトに敗れたものの、昨季のUEFAチャンピオンズリーグで経験を積んだチームには、努力で貢献できるはずだという。「うちは堅く団結し、自信に満ちているチーム。この自信があれば、何が起こっても不思議ではない」とuefa.comに話した。「今夜は全員が戦う姿勢を見せ、チームとして目的を達成することができた。うちには素晴らしい選手がそろっている。昨年と同じ強固な基盤があるので、今後も試合を重ねるごとに良くなっていくはずだ」。アトレティコがUEFAチャンピオンズリーグ・グループリーグで対戦する相手は、27日にモナコで行われる組み合わせ抽選会で決定する。

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