アトレティコ、連勝で再び本戦へ

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クラブ・アトレティコ・マドリーが10人となったパナシナイコスFCとのUEFAチャンピオンズリーグ・プレーオフ第2戦を2-0で制し、グループリーグ進出を決めた。

2季連続で本戦へ
ホームのアトレティコは、ルーカス・ビントラのオウンゴールで先制すると、83分にもセルヒオ・アグエロのゴールで加点。2試合合計5-2の勝利を収めるとともに、欧州最高峰の大会で昨季に続く本戦出場を決めた。一方、ジブリル・シセの退場という逆境にも遭ったパナシナイコスは、昨季決勝トーナメント入りを果たした大会を去り、UEFAヨーロッパリーグのグループリーグに回ることになった。

序盤に失点
パナシナイコスはスペインで戦った最近10試合の公式戦で勝ち星がなかったが、ヘンク・テン・カテ監督はマドリードでもチャンスはつくれると前向きに語っていた。その言葉どおり、試合開始わずか3分に19歳のソティリス・ニニスが左からの一撃をサイドネットの外側に叩く。だが、アウェーチームが痛恨の失点をしてしまったのは、その直後のことだった。ディエゴ・フォルランのセンタリングをクリアしようとしたルーカス・ビントラが、誤って自軍のゴールネットを揺らし、2試合合計スコアは2-4に。

攻めるアトレティコ
リードしたアトレティコは引き続き攻勢を保ち、フォルラン、、シモンが相手守備陣を脅かす。一方、パナシナイコスは第1戦でチームの2点目を決めたセバスティアン・レトが強烈なミドルシュート。U-21スペイン代表GKセルヒオ・アセンホはこれをファンブルしたものの、こぼれた球を抑え込んだ。30分過ぎ、追加点のチャンスを得たアグエロはシモンのセンタリングにわずかに届かず。レトのクロスに好位置から合わせたビントラが、名誉挽回とばかりに同点ゴールを狙ったヘディングもゴール枠を越え、スコアは1-0のまま、ハーフタイムが訪れる。

シセが退場に
チームの精神的支柱でもある主将のギョルゴス・カラグーニスを足のけがで欠き、普段の勢いが見られないパナシナイコス。追加点を狙うアベル・レシーノ監督率いるホームチームに対し、後半も劣勢でスタートする。アントニオ・ロペスがペナルティーエリアの外側から放ったシュートはゴール横へ。直接狙ったFKも左ポストの脇に外れた。なかなか2点目のゴールが奪えないアトレティコだったが、70分にフォルランが撃ったヘディングが、パナシナイコスのGKマリオ・ガリノビッチの正面を突いた直後、パウロ・アスンソンへのファウルでジブリル・シセが一発退場に。最後は左サイドを駆け上がったアグエロのフィニッシュがガリノビッチを破り、ファーサイドのゴール隅に決まった。終盤、パナシナイコスは反撃を試みるも、レトとラザロス・フリストドゥロプロスのシュートはいずれもアセンホがファインセーブ。無得点のまま、第2戦を終えることになった。

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