フォルラン、グループリーグ進出に手応え

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敵地アテネで行われたUEFAチャンピオンズリーグ・プレーオフ第1戦でパナシナイコスに3-2と先勝し、主導権を握ったクラブ・アトレティコ・マドリー。2点目のゴールを挙げたストライカー、ディエゴ・フォルランは「何もかもが計画通りに運んだ」と試合を振り返った。

圧倒的優位に
、フォルラン、セルヒオ・アグエロがゴールを奪い、アトレティコはアタッカー3人による攻撃力の高さを存分に披露。そのダイナミックなパフォーマンスは、グループリーグ出場を夢見るパナシナイコスに打撃を与えた。フォルランは試合後、「今日の結果にはとても満足している」と声を弾ませた。「第2戦を待たなければならないが、これでわれわれは圧倒的優位に立った。うちのゲームプランは正しかったよ。すべてが計画通り進んで、パナシナイコスも予想と同じ戦い方をしてくれた。運動量の多い相手に苦しめられた場面もあったが、チームは最後まで集中力を保って自分たちのプレーを続け、必要としていた結果をもぎ取った」

「まだ何も決まっていない」
2-3で敗れたパナシナイコスがグループリーグ進出を果たすには、来週マドリードで行われる第2戦で少なくとも2点を挙げなければならない。しかし、フォルランはそれでもアトレティコは慎重に戦うべきだと話した。2008-09シーズンのESMゴールデンシュー受賞者は、「まだ何も決まっていない」と気を引き締める。「グループリーグ出場を決めるまでには、あと90分残っている。ただ、今日の勝利で、われわれは圧倒的に優位に立った。マドリードで集中力を切らさなければ、グループリーグに進出できるだろう」

決定的なゴール
一方、パナシナイコスのMFコスタス・カツラニスは、アトレティコの質の高さが勝敗を分けたと認めている。ロドリゲスの36分の先制点もアトレティコを落ち着かせる重要な役割を果たしたという。SLベンフィカでもプレーした30歳のギリシャ代表は、「われわれもいい戦いをしたが、アトレティコの方がチームとしての質がより高かった」と分析した。「先制点を与えたのが大きかった。それまで、アトレティコはチャンスらしいチャンスを作れていなかったのに、あの得点を境に、うちは何もかもやりづらくなった。1-1の時点でもっと守備的に戦って、あのスコアを維持すべきだったのだろう。だが、相手にスペースを与えすぎた」

アトレティコ有利
両チームは来週、・スタジアムで再び対戦する。パナシナイコスが乗り越えなければならないハードルはとてつもなく高いことは、カツラニスも十分承知だ。「とても難しい状況になったが、全力を尽くして逆転を狙いたい」と語った。「スペインでは、もっと守備的に戦わなければならない。もし先制点を奪えれば、うちにも何がしかのチャンスが出てくるかもしれない。とはいえ、明らかに有利なのはアトレティコだ」

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