19日にアテネのOACAスピロ・ルイス・スタジアムで行われた一戦では、マキシ・ロドリゲス、ディエゴ・フォルラン、セルヒオ・アグエロの得点により、クラブ・アトレティコ・マドリーがパナシナイコスFCに3-2で勝利。敵地での点の取り合いを制し、UEFAチャンピオンズリーグ・グループリーグ進出に向けて優位に立った。
点の取り合い
アウェーのアトレティコは前半にマキシのゴールで先制。後半直後にディミトリス・サルピンギディスに得点を許して追いつかれたものの、8分間で2点を奪って相手を突き放す。その直後、パナシナイコスは途中出場したセバスティアン・レトが1点を返し、来週の第2戦に一筋の希望の光をもたらした。
守備陣を変更
パナシナイコスのスペイン人DFホセ・サリエギは出場停止。そのためヘンク・テン・カテ監督は、CBルーカス・ビントラのパートナーにブラジル人MFジウベルトを起用、アグエロをマークさせた。序盤はこのプランが奏功し、ホームチームはエネルギッシュな主将ギョルゴス・カラグーニスを先頭に立ち上がりから積極的な攻勢を見せた。
互いにチャンス
しかし、間もなくするとアトレティコがリズムに乗り始め、中盤の流れるようなプレーから1分間で2度のチャンスを生み出す。だが、シモンは先制の絶好機にシュートを失敗、ラウール・ガルシアが遠めから狙った一撃もGKマリオ・ガリノビッチに止められた。これにはパナシナイコスのジブリル・シセがお返し、コスタス・カツラニスのロングパスに合わせて一人抜け出す。しかし、フランス人FWはのシュートはファニート・グティエレスのブロックによって威力を弱められ、GKセルヒオ・アセンホにセーブされた。
均衡破れる
33分、カラグーニスのクロスからサルピンギディスがゴールネットを揺らしたが、判定はオフサイド。ホームチームの喜びもつかの間のものとなった。その3分後、追い打ちをかけるようにアトレティコが先制点を奪う。フォルランが相手DFをかわして出した鮮やかなパスを受け、マキシが向かってきたガリノビッチを破るシュートを決めた。
同点ゴール
リードを許したパナシナイコスだが、後半開始の2分後、極上のプレーでホームの観客を歓喜させる。カラグーニスの絶妙なパスから、サルピンギディスがアセンホを越えるループシュートで同点ゴールを決めた。しかし63分、アトレティコは持ち前の攻撃力を示して再び勝ち越しに成功。マキシの強烈なシュートがクロスバーを直撃すると、そのリバウンドをフォルランがペナルティーエリアの手前で拾い、ポストの内側をかすめるシュートをねじ込んだ。
希望をもたらす1点
さらにアトレティコのリードは70分に2点に拡大。アグエロがニコス・スピロプロスとブライス・ムーンを抜き去り、低目の力強いフィニッシュをゴールに突き刺した。パナシナイコスも4分後、後半から出場したレトが強烈なシュートを決め、1点を奪い返すことに成功。希望を取り戻したホームチームだが、終盤の攻撃はゴールに結びつかず、最後まで追いつくことはできなかった。
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