アトレティコの壁を破りたいパナシナイコス

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UEFAチャンピオンズリーグの予選突破に関しては経験豊富なパナシナイコスFC。だが、プレーオフでクラブ・アトレティコ・マドリーのグループリーグ進出を阻むには、最高の戦いを見せる必要がある。

過去の対戦
・すでに両者ともベスト32進出を決めて、アトレティコとパナイナイコスは2007年12月20日UEFAカップのグループステージで対決した。前半16分、ディミトリス・サルピンギディスのゴールで先制したパナシナイコスだったが、ハーフタイム後10分にアトレティコはルイス・ガルシアの同点弾でスコアをイーブンに戻す。81分にラウール・ガルシアが退場となり、10人での戦いを強いられる中、アトレティコは終了間際に決まったシマンの劇的なFKゴールにより、勝ち越し点をを奪った。

・出場メンバーは以下の通り:
アトレティコ:、ルイス・ペレア、(61分レジェス)、ファビアーノ・エレル、、ラウール・ガルシア、(46分シモン)、マキシ・ロドリゲス、、セルヒオ・アグエ(90分パブロ・イバニェス)
パナシナイコス:アルカディウシュ・マラジュ、ルーカス・ビントラ、ナシーフ・モリス、ホセ・サリエギ、パナギオティス・フィサス、シマン(85分エリニ・ディムツォス)、アレクサンドロス・ジオリス、マルセロ・マトス、セバスティアン・ロメロ(68分アンドレアス・イバンシッツ)、ディミトリス・サルピンギディス(79分バンゲリス・マンジオス)、ディミトリオス・パパドプロス

・パナシナイコスは昨季、UEFAチャンピオンズリーグに出場したものの、その挑戦は決勝トーナメント1回戦でスペインのビジャレアルCFに阻まれた。スペインでの第1戦は1-1のドローに終わり、ギリシャでの第2戦はイエロー・サブマリン(ビジャレアルの愛称)が2-1と競り勝った。

・パナシナイコスがホームでスペイン勢に負けたのはこの時が初めて。通算成績は3勝5分け1敗。

・2001-02シーズンは、1次グループリーグでRCDマジョルカを、2次グループリーグでレアル・マドリーCFを破ったパナシナイコスだが、準々決勝でFCバルセロナに敗れている。

・アトレティコはギリシャで勝ったことがない。過去4回の遠征における戦績は、2敗2分けとなっている。

・だが、2試合勝負の対戦では、ギリシャ勢に4回中2回、勝利を収めている。一番最近では、1997-98シーズンのUEFAカップ。PAOK FCに2試合合計9-6で競り勝った。1993-94シーズンはOFIクレタFCに、1971-72シーズンはパニオニオスGSSに、同じ大会で敗れている。

バックグラウンド
・昨季のギリシャ・スーパーリーグを3位で終えたパナシナイコスは、4チームでのプレーオフで首位になり、チャンピオンズリーグ予選3回戦からの出場権を獲得。ACスパルタ・プラハアとの3回戦第2戦では、3-0と劇的な勝利を収め、2試合合計4-3で逆転勝ち抜けに成功した。アテネで行われた同試合では、ホセ・サリエギ、コスタス・カツラニス、そしてディミトリオス・サルピンギディスがゴールを挙げている。

・ヘンク・テン・カテ監督率いるパナシナイコスは、昨季もスパルタを破り、8度目のグループリーグ進出を決めた。予選突破の達人である彼らは、1996-97シーズンにローゼンボリBKに屈した時を除いて合計6回、グループリーグに進んでいる。

・一方、ロス・コルチョネロス(アトレティコの愛称)は、2008-09シーズンのスペイン・リーガを4位で終了し、プレーオフからの出場権を獲得。3度目のグループリーグ出場を目指す。初めて予選から出場した昨季は、FCシャルケ04を下して突破を決めている。

その他の結びつき

・パナシナイコスのMFジウベルト・シウバとアトレティコのFWホセ・アントニオ・レジェスは、2004年から2007年までアーセナルFCでチームメートだった。

・パナシナイコスのFWジブリル・シセとアトレティコのFWフロラン・シナマ・ポンゴーユは、2004年から2006年まで、リバプールFCで一緒にプレーしていた。

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