クラブ・アトレティコ・マドリーのアベル・レシーノ監督は、FCポルトを本拠地ビセンテ・カルデロンに迎える24日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第1戦で、チームの調子が好転することを願っている。
「強豪は危険なもの」
勢いを増すポルトと失うアトレティコ。両チームはグループリーグ終了後から正反対の命運をたどってきた。クラブを12年ぶりのチャンピオンズリーグ復帰へ導いたハビエル・アギーレ監督の解任を受けて就任した元アトレティコのGKアベル・レシーノ監督だが、ポルトガル王者を迎える試合までにチームに慣れるには時間が少なすぎたかもしれない。「対戦相手は強豪であり、強豪はいつでも非常に危険である」とレシーノ監督は言う。
目指すは勝利
最近の公式戦10試合で6敗を喫しているアトレティコだが、レシーノ監督はUEFAチャンピオンズリーグの試合でチームは立ち直れると自信をのぞかせる。「ここを突破したければ、勝利が必要になる」と続けたレシーノ監督は、3週間前にアギーレ前監督からチームを引き継いで以来、このポルト戦がまだ4試合目の采配となる。「少しずつ良くなってきている。調子を取り戻そうと努力しているところだ。勝ち抜けられれば大満足だが、一番大事なことはチームが進歩し続けること、そして選手たちが私の求めているところまで早く到達することだ」
「選択肢はない」
アトレティコにとって心強いのは、欧州チャンピオンズカップのホームゲームでは、通算26試合で3敗のみという、ホームでの素晴らしい戦績だ。49歳の指揮官も、地の利を生かさなければならないことは十分に承知している。「ポルトは昔から、質と経験を備えたクラブとして名を馳せてきた。彼らは戦い方を知っている」とレシーノ監督は話す。「アトレティコがビセンテ・カルデロンで狙うのは勝利のみ。それ以外の選択肢はない」
ポルトは絶好調
ホームのアトレティコでは、ひざの不調で21日のセビージャFC戦(0-1の敗戦)を欠場したエベル・バネガが復帰する見込み。その一方で、ルイス・ガルシアはハムストリング(太ももの裏)の負傷からまだ回復できていない。また、セビージャ戦で頬骨を骨折したルイス・ペレアは出場停止となる。不振のアトレティコに対し、2004年のUEFAチャンピオンズリーグ覇者ポルトは、20日に敵地でFCパソス・デ・フェレイラ を2-0と下し、リーグ戦での無敗記録を12試合に伸ばした。
国内リーグとは別物
ポルトではフレディー・グアリンとネルソン・ベニテスが、それぞれ足首と鼠蹊(そけい)部のケガで欠場する。UEFAチャンピオンズリーグの過去10試合のアウェー戦では5勝を収めているが、ジェズアルド・フェレイラ監督は、ポルトガル王者が優位という意見に肩をすくめた。「最近、彼らが結果を出していないのは確かだが、われわれの方が国内で好調だからといって優位ということにはならない」とフェレイラ監督は言う。「国内リーグの結果で両者を比べることはできない」
気持ちを前向きに
ポルトは2年連続、この決勝トーナメント1回戦で敗退しており、62歳の指揮官は、今度こそ一歩先まで進みたいと意気込んでいる。「チームとしての団結が必要になる」とフェレイラ監督。「試合には前向きな気持ちで臨まなければならない。会場の雰囲気は好意的なものではないだろうが、逆にそれを奮起の材料にするつもりだ。UEFAチャンピオンズリーグの試合だという事実が、選手から最高のパフォーマンスを引き出してくれるだろう」
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