クラブ・アトレティコ・マドリーのセルヒオ・アグエロは、「ファンは落ち着いて、自信を持つべきだ。木曜日(28日)には、僕たちはチャンピオンズリーグに出場するチームになっているだろう」と言い、FCシャルケ04とのUEFAチャンピオンズリーグ第2戦では、第1戦からの0-1のスコアを覆し、グループリーグ進出への自信を見せた。
五輪で優勝
アグエロはアレナ・アウフシャルケで行われた第1戦(クリスティアン・パンダーの見事なFKにより、シャルケがビセンテ・カルデロンで行われる第2戦へ向けて優位に立った)を欠場したが、北京オリンピックではアルゼンチン代表として金メダルを獲得しただけに、そのいい流れをアトレティコにもたらしたいと考えている。「気分はいいよ。休養も取ったし、チームのリズムにも慣れたところだ。1点負けている状況で第2戦を迎えることになるが、自分たちのサッカーをすれば、逆転できると思っている。僕たちは全員やる気になっているし、ゴールをたくさん奪って、予選を突破したい」
攻撃に自信
ひざを負傷しているMFチアゴ・モッタは引き続き欠場するが、アトレティコの攻撃陣には駒が揃っている、とアグエロは語る。「チームには攻撃的な選手がたくさんいるし、どこからでも点が奪えるので、シャルケは警戒する必要があるだろう」。アトレティコは1996-97シーズン以来となるグループリーグ進出を目指すため、アグエロは「ファンには、試合開始から熱心な声援を送って欲しい」と呼びかけた。「応援はチームにとって励みになるんだ。予選突破を目指す上で、ファンのサポートはとても重要になる。グループリーグに進出すれば、強豪チームと当たるだろうが、それこそ僕たちが望んでいることだ。試合に勝てば大きな尊敬を集めることになるだろう」
優位
アグエロは欧州最高峰の大会でプレーすることを夢見ているかもしれないが、その前には自信に満ちあふれたシャルケが立ちはだかる。2週間前の第1戦で決勝点を決めたDFパンダーは、「優位に立っているのはこっちだ」と話す。「チームには実力が備わっているので、グループリーグに進むことが目標だ」。アトレティコはこの試合、第1戦でイエローカードを2枚受けて退場になったDFアントニオ・ロペスが欠場する。同じく第1戦では、今夏シャルケに加入したジェフェルソン・ファルファンが肩を負傷したものの、チームには帯同しており、出場できる見通しとなっている。またジャーメイン・ジョーンズとイバン・ラキティッチの体調も問題ない模様。
「いつでも得点を奪える」
シャルケには、ブラジル代表として北京オリンピックで銅メダルを獲得したDFラフィーニャも復帰する。しかしアンドレアス・ミュラーGMは、ただリードを守るような戦いはしないとして、「私たちはいつでも得点を奪うことができる」と主張した。シャルケは序盤から積極的に攻撃を仕掛け、早い時間帯で得点を奪って、勝利を一気に引き寄せる作戦に出てくるかもしれない。
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