アギーレ監督、バレーラの登録抹消を知らされておらず

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アトレティコ・マドリーは2日、UEFAカップの登録メンバーから誰か1人を抹消する必要があったことを説明した。その1人にフアン・バレーラを選んだのはクラブの強化部だったが、アギーレ監督や本人がそれを知らされたのは、既に手続きが済まされた後のことだった。これについてバレーラの代理人は、「冷静になり、難しく考えてはいけないと本人には伝えた」とコメントしている。

 UEFAが定めた新しい規定の中に、下部組織の選手の起用を促進するシステムがある。それは「ノルマ3+3」と呼ばれているものだ。このシステムでは、大会に参加する選手の「リストA」には最大25人まで登録が可能だが、その中には3人の「クラブ出身選手」(15~21歳の間にそのクラブで36ヶ月以上プレーしている選手)と、「国内出身選手」(15~21歳の間にその国のリーグで36ヶ月以上プレーしている国内出身選手)が含まれていないといけない。

 今回アトレティコは、「国内出身選手」についてはノルマを満たしていた(、パブロ、フラドの3人が該当)ものの、「クラブ出身選手」の方で規約に引っかかってしまった。フェルナンド・トーレスとブラウリオがクラブを去ったため、現在これに該当する選手はアントニオ・ロペスのみ。結果2人分の枠を失ったクラブは当初23人しか登録していなかったのだが、移籍期限ぎりぎりにモッタが加入したことで1人削る必要が生じてしまった。そして選ばれたのがバレラであり、少なくとも彼はグループリーグを突破するまではUEFAカップへ出場することができなくなってしまったのである。

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