アトレティコが華麗にUEFAカップ復帰

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7年ぶりにUEFAカップの舞台に帰ってきたアトレティコ・マドリーが、満員のビセンテ・カルデロン・スタジアムでボイボディナに快勝し、予選2回戦突破へ向けて大きく前進した。
1週間前からこの試合に最強の攻撃陣を送り込むと宣言していたアトレティコのハビエル・アギーレ監督は、最前線のセルヒオ・アグエロとディエゴ・フォルランを、マキシ・ロドリゲスとアトレティコでの公式戦デビューとなったシモンにサポートさせる布陣を採用。この戦術が功を奏し、マキシ、フォルラン、そしてアグエロが、スコアシートに名を連ねた。
アトレティコは、立ち上がりからボイボディナを押し込んだ。そして13分、まずはフォルランがネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定で認められなかった。しかし、これで勢いに乗ったホームのアトレティコは、11分後にマニシェが惜しくもゴール脇へ外れるシュートを放つと、続いてアグエロもボイボディナのGKダミル・カリマンにダイビングセーブを強いる。そして37分、アグエロがマーカーを振り切って入れたクロスにマキシがあわせてゴールを奪い、ついに試合の均衡を破った。
後半の序盤、アウエーのボイボディナは、ミラン・ミルティノビッチがこの日2枚目のイエローカードで退場となる。数的優位に立ったアトレティコは、60分にスコアを2-0とする。マニシェが放った強烈なシュートが、方向変わってフォルランの前方へ。フォルランは、アトレティコでの公式戦2試合で2得点目となるゴールをネットの隅に突き刺した。
その直後にはアグエロもゴールを決め3-0とし、勝利を確定する。フォルランが今度はアシストに回って絶妙なクロスを入れると、同じアルゼンチン人のアグエロがボレーで決めた。アトレティコは、さらにマニシェとホセ・マヌエル・フラドが4点目を狙うも失敗。それでも、2週間後の第2戦に向けて、十分なリードを確保することに成功した。UEFAインタートトカップからUEFAカップへの挑戦権を得たアトレティコは、これで40年前に欧州チャンピオンズカップの再試合でボイボディナにホームで敗れた時の記憶を、少なくとも一部はぬぐい去ったに違いない。

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