リュクサン、「アトレティコはドリーム・チームなんかじゃない」

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シーズンオフに、レアル・マドリーからレジェス、ビジャレアルからフォルラン(ウルグアイ)、ベンフィカからシモン・サブローサ(ポルトガル)を獲得し攻撃の層を厚くしたアトレティコ・マドリー。アトレティコで4シーズン目を迎えるフランス人MF、ペテル・リュクサンがレキップ紙のインタビューに応じ、今シーズンの展望を語った。

 充実した補強で「タイトルも狙える?」と訊ねられたリュクサンは、「タイトルについてはわからない。何といっても、バルセロナ、レアル、バレンシアが前にいる。たしかなのは、失敗は許されないということ。少なくとも欧州カップの出場権を得なければならない」と控えめに答えた。

 リュクサンは、フェルナンド・トーレスを失ったことを大きな損失と感じている。「彼はチームのシンボルだった。しかし、ここでは責任が重すぎた。リバプールに行ったのはよい選択だろう。イングランドでは、自分のプレーを進歩させることに専念できるはずだから。チームにとっては、大きな損失だが、首脳陣は補強をしっかりやった。メンバーは前より強力だ。あとは、呼吸の合った自然なプレーができるように練習を積まなければならない。“いいチーム”から、“とてもいいチーム”にならないとね」。

 揃った顔触れは“ドリーム・チーム”とも呼べるのでは、と水を向けられたリュクサンは、「そうは思わない。そういう呼び名は、アンリ級の選手を加えたバルセロナのようなチームにふさわしい。我々は謙虚なままでいないと。いちばんいい例はセビージャ。ここ2年、地味にやってきて結果を出した。我々が手本にしないといけないチームだ」と語る。

 バルセロナなどビッグクラブも関心を寄せるリュクサンだが、アトレティコ首脳陣から契約更新をもちかけられたことを明かした。「28歳で、可能性のあるオファーをすべて検討するのは当然のこと」と話すが、移籍の可能性については、「7分3分」でアトレティコ残留の気持ちが強いという。

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