フェルナンド・トーレス、ファンに別れ「僕のハートはアトレティコであり続ける」

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フェルナンド・トーレスがエンリケ・セレソ会長らとともにビセンテ・カルデロンのVIPルームで退団会見を行い、アトレティコファンに別れを告げた。

「ここはいつも僕の家のように感じているし、僕のハートはアトレティコであり続ける。クラブのために全てを尽くしたと自覚しているけれど、スポーツ的な結果には結びつかなかった。僕は誇りに感じているし、これからもアトレティコの一員として生きていくつもりだ。どこにいても僕のハートはアトレティコにある。僕が入団して以来10年間、応援してくれたファンには感謝の言葉を送りたい。想像できないくらいの愛情を注いでくれたんだ。今回の別れが『またね』になればいいと思っているよ。ここは一つのクラブというよりも僕の家族だし、そう思い続けていきたいね。クラブが相応しい力を見せ、チャンピオンズリーグに参戦できるようになった時にはいつかここに戻ってきたいと思っているよ。ヨーロッパの大会でプレーできないという“とげ”がいつも僕の心にひっかかっていたんだ」。

 クラブとファンに別れと感謝の言葉を述べたフェルナンド・トーレスは移籍の理由について、「オファーが届き、それを聞くようお願いしたんだ。この決断は僕自身によるもの。リバプールは僕の獲得を目標にしてくれていた。クラブは僕の要望を聞いてくれて、僕にとって何がベストなのかを決めるのをサポートしてくれたんだ。クラブのためになることに期待している」と説明。フェルナンド・トーレス自身はスペイン国内からのオファーを聞くつもりは全くなかったときっぱり。移籍するにしてもアトレティコと対戦するという選択肢は彼の考えになかったようだ。

 また、毎年のように噂に上っていたリバプールへの移籍の話がほんの12日前に認められたのは嘘だと言われていることについて、「僕はファンを騙したことなんて一度もない。会長は“ないオファーはない”と言っていたし、僕が聞くようにお願いした唯一のオファーだ。この決断は僕が決めたものだということをはっきり言っておきたい」と強調した。

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