リバプール、史上最高額でトーレス獲得

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イングランド・プレミアリーグのリバプールFCは4日、アトレティコ・マドリーのスペイン代表FWフェルナンド・トーレス(23)を獲得した。移籍金はクラブ史上最高の4000万ユーロ(約66億円)とみられている。

背番号は9
6年契約に合意したトーレスは、スペイン・サッカー史上最高額で移籍した選手にもなった。背番号は、イアン・ラッシュやロビー・ファウラーなど、リバプールの名選手が着けた「9」に決定。ユニフォームを渡されたトーレスは「リバプールは欧州で最強とは言わないが、屈指のクラブだ。背番号9のユニフォームをもらうことになったが、過去にこの背番号を着た選手を考えれば、私への信頼が良く分かる」と語った。

若き天才
トーレスは、出身地のマドリードを本拠地にするアトレティコに過去12年間所属。2001年5月にはクラブ史上最年少の17歳でデビューした。2001年のUEFA U-16欧州選手権、翌年のUEFA U-19欧州選手権の両方ではスペインを優勝に導き、自らも得点王に輝いた。その後はアトレティコ史上最年少の19歳で主将に就任。通算ではプリメーラ・ディビシオンで214試合に出場し、84得点を記録した。A代表では2003年9月のポルトガル戦でデビューして以来、42試合の出場で14ゴールを挙げている。アトレティコでの退団会見では、「私の心はいつもロヒブランコ(アトレティコの愛称)にある」と語り、将来の復帰を約束した。同クラブは昨季、トーレスの在籍期間中では最高タイの7位でリーグを終えた。

アロンソも称賛
代表だけでなく、リバプールでもチームメートになったシャビ・アロンソは「彼は素晴らしい選手。豊かな才能を持っていることは証明済みだ。同じチームでやれるのは最高だ」と話した。昨季のUEFAチャンピオンズリーグで準優勝に終わったリバプールは、欧州一への挑戦を8月の予選3回戦から再開する。トーレスがUEFAチャンピオンズリーグに出場するのは今回が初めて。リバプールは3日にMFルイス・ガルシアのアトレティコ移籍に合意したが、PFCレフスキ・ソフィアのGKニコライ・ミハイロフのほか、クリスティアン・ネーメト、アンドラーシュ・シモンという10代のハンガリー人FW2選手を、いずれも3年契約で獲得している。

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