アトレティコ・マドリーのスペイン代表FWフェルナンド・トーレスのリバプール移籍が現実味を帯びてきた。夏の移籍マーケットの季節になる度にメディアを賑わしてきたフェルナンド・トーレスの移籍の噂だが、とうとう本物になりそうだ。行き先はラファ・ベニテス監督率いるリバプールだ。スペインのラジオ局 “カデナ・セール”は、フェルナンド・トーレスは7シーズンを過ごしたビセンテ・カルデロンからアンフィールドへ活躍の場を移す、と伝えている。
フェルナンド・トーレスの移籍については両クラブの間で数週間前から交渉が行われていたが、リバプール側にフェルナンド・トーレスの違約金4000万ユーロ(約66億7000万円)を支払うつもりはなく、両クラブが考える移籍金の“歩み寄り”が最大のポイントだったようだ。アトレティコは値下げを受け入れ、3000万ユーロ(約50億円)プラス、ルイス・ガルシアという形で合意に向けて大きく前進した模様。
ベニテス監督はフェルナンド・トーレスの獲得交渉にルイス・ガルシアを入れたくなかったようだが、ガジェッティのオリンピアコス移籍が決まり、右サイドの補強を考えるアトレティコはリバプールのルイス・ガルシアに白羽の矢を立て、打診をしていたという経緯もあり、リバプール側はルイス・ガルシアをフェルナンド・トーレス獲得交渉に入れるという案を打ち出したと考えられる。
フェルナンド・トーレスを含めた最終的な合意には達していないものの、交渉は順調に着々と進んでいる。7月5日にはリバプールのプレシーズンが始動する。リバプール側はそれまでにフェルナンド・トーレスの獲得を正式に発表したいようだ。ここ数日のうちにリバプールのフェルナンド・トーレスが誕生することになるだろう。ビセンテ・カルデロンからアンフィールドへ、23歳のエースの新たな挑戦が始まるのも近い。
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