5年契約でアトレティコ・マドリーに移籍したMFラウル・ガルシアは、契約におけるクラブの“努力”に感謝を表し、自身に信頼を見せてくれたことがアトレティコ行きを決めた理由だと強調した。オサスナで活躍し、この7月で21歳を迎えるラウル・ガルシアは、他のクラブからのオファーもあったがアトレティコを選んでいる。「アトレティコを選んだ理由は、最初からサッカー選手として僕に対する信頼を示してくれたから。クラブの人たちの信頼を感じた時、迷わずアトレティコに決めたよ」と語った。
「ハビエル・アギーレ監督に評価されたのはアトレティコに来る一つの選択肢だった。でもそれだけじゃなく、大きなクラブであること、クラブが取り組んでるプロジェクトについて考えた結果、僕だけでなくチームやクラブのためにベストを尽くすつもりでここに来た」と決断の理由を明かした。ラウル・ガルシアは、アトレティコが彼を獲得するのに支払った1300万ユーロ(約21億4500万円)にクラブの“努力”を感じているようだ。「僕の若さや何かいいことをしたいという多くの欲求とともに、僕の持てる力全てをつぎ込むつもりだよ」と意気込みを語った。
アトレティコでのプレッシャーはオサスナのものより良いものと肯定的に捉えているラウル・ガルシア。「プレッシャーがいたるところにある。スペイン有数の大きなクラブに来たんだと自覚しているよ。僕にとってそれは夢のようだね。だってそれは、全てにおいての成長を促すものだし、オサスナでは吸収できなかったものを吸収できるからね」とも。
さらに、「そういうプレッシャーを背負っていることを自覚しておくことはいいとこだと思うし、プレッシャーはしかるべき時にいい効果を与える。何かやらなきゃって気持ちになるからね」とオサスナで今シーズン66試合に出場し、9ゴールを挙げたラウル・ガルシアは締めくくった。
貴賓室での会見後、彼はアトレティコのユニフォームに初めて袖を通し、50人ほどのファンが待つビセンテ・カルデロンスタジアムのピッチに立った。
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