アトレティコのバルサ戦大敗で、UEFAカップ出場権を巡る争いも熾烈さを増す

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リーガ前半戦、昨年12月10日に行われたエスパニョール戦(1-2)で敗れて以来ホーム、ビセンテ・カルデロンでは5勝5分け、と約5か月間“ホーム負けなし”を維持してきたアトレティコ・マドリーだが、20日のバルセロナ戦で予想を超える大敗を喫したことは大きなダメージとなった上、来シーズンのUEFAカップ出場権獲得にも危険信号が灯った。

 アトレティコ・マドリーは勝ち点54でリーガ6位、つまりUEFAカップ出場圏内をキープしているが、同節ビジャレアルが勝ったため両チームの勝ち点差は1に縮まった。さらに8位につけるヘタフェとは勝ち点差2、9位のレクレアティーボとは勝ち点差4、10位のラシンとは勝ち点差5とUEFAカップ出場圏を巡る争いも熾烈さを増してきている。

 UEFAカップ出場を狙うビジャレアルは、故障者続出で良いスタートを切れなかったものの、故障者も徐々に復帰し、終盤戦にきて調子を上げてきている上、目下5連勝中と波に乗っており、アトレティコ・マドリーを脅かす一番の存在だ。

 残り3節の両チームの日程は、

アトレティコ・マドリー:ナスティック(A)、セルタ(H)、オサスナ(A)
ビジャレアル:バレンシア(A)、アスレティック・ビルバオ(H)、セビージャ(A)

 となっている。優勝争いを演じるバレンシアとセビージャとの直接対決を残すビジャレアルが日程的に厳しいと見られるが、アトレティコ・マドリーも1部残留を目指すナスティックとセルタ戦を残しており、両チームとも予断はできない状況だ。

 UEFAカップ出場権獲得も目標に上げているアトレティコ・マドリーは、バルサ戦大敗というダメージをぬぐい去り、6位内をキープするためにもまずは次節で勝利という結果を残すことだ。リーガ優勝争い同様、UEFAカップ出場権を巡る争いも最終節まで目が離せない。

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