アギーレ監督「バルサ戦ではシーズンの運命が決まる」

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アギーレ監督は、20日に迎えるバルセロナ戦で「シーズンの運命の半分が決まる」と考え、「勝ってファンに夢を与えるにはいいチャンスだ」と意気込みを語っている。「両チームとも絶対に譲れない目標を抱えて、さらに他の試合の結果を全て知った上で戦う。我々はこの試合でシーズンの運命の半分が決まるだろう」というアギーレ監督。この試合に関しては様々な角度から注目されているが、「相手がどこであろうと私はチームのために全力を捧げる。メディアが何を言おうと私は気にしていない」と真剣な口調でコメントしている。

 アギーレ監督は、バルサが調子を落しているという評判を真っ向から否定する。ヘタフェ戦を除けばバルサが勝ち点を落しているのは“不運”だけだという。「彼らは現チャンピオンだし、ケガ人や試合の多さに悩まされている。調子に浮き沈みがあるのはどのチームでも同じ。しかし私は彼らを過小評価するつもりは全くない」と警戒心を解くことはない。

「国王杯の試合を除けば、バルサは常に試合の主導権を握るし、ゴールチャンスも多い。首位ではないとは言っても、R・マドリーと勝ち点は同じだ。最近の結果がよくないというが、彼らの調子は非常にいいと思う。仮にも優勝争いをしているのだから、調子が悪いわけがない」とバルサを分析する。

 そして「最近の試合では、勝っていないだけでチャンスも作っているし内容もいい。ヘタフェ戦はアクシデントみたいなもので、それ以外の試合では動きもピッチの使い方もやはり上手い。しかし我々は勝利を目指す」と語るアギーレ監督。「今のフットボールでは精神面も大きく作用する。今度の試合では必死に戦うバルサを迎え撃ちたい」とのことだ。

 この試合は「両チームがチャンスをたくさん作る素晴らしい試合になるだろう」と予想する。監督はバルサが誇る3トップ、エトー、ロナウジーニョ、メッシに特別なマークをつけるつもりはないが、「中盤はボールキープが上手いし、前の3人は破壊力がある。質の高い選手が揃っているから組織的でなおかつ攻撃的なチームだ。我々にとって楽な相手ではない」と警戒している。そして「試合は戦ってみないと分からない」ともコメント。それでも「残り4試合のうち2試合に勝てば」ヨーロッパ大会出場という目標を達成できるとも考えているようだ。

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