ヒル氏「たとえR・マドリーが優勝することになるとしても、バルサに勝たねばならない」

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アトレティコ・マドリーの取締役ミゲル・アンヘル・ヒル氏は、「チームは勝ち点3を獲得し、バルセロナに勝たなければならない。その結果レアル・マドリーが優勝することになるとしてもだ」とマドリーのTV局“テレマドリー”の番組内で語った。

「アトレティコは、ヨーロッパの大会への出場圏を獲得することに目標を置いている。今のところその順位につけているし、選手たちの質や期待、誇りから考えても出場圏を獲得できることは疑いない。この日曜日(13日)のヘタフェ戦に勝てば、さらに一歩近づく。その後のアトレティコ対バルサ戦についてはいろいろなことが言われるだろうが、我々は一刻も早く勝ち点を60にのせたいし、バルサ戦を迎える時にはまだそこに到達していない。だから、しっかり戦い彼らに勝つ必要がある」。ヒル氏はそう発言。

 アトレティコがバルサに勝てば、優勝はR・マドリーの手に渡るという状況となることについて、「もし、我々がそうしなければ、何かと言われるだろう」とし、「我々自身のために戦うまでだ」とあくまでも勝利を目指すとした。

「選手たちも名声のために勝ち点が必要だということは承知しているし、ファンもアトレティコがヨーロッパの大会でプレーすることを望んでいる。それで優勝がR・マドリーのものになってしまったら、それはアンラッキーだということだ」。

 一方、ハビエル・アギーレ監督の去就についても触れ、来シーズンもアトレティコの監督として続けるだろうし、6位以内に入る入らないに関わらず、ベンチの90%も残ると明かした。「目標を達成するしないに関係なく、監督が続けること、そして選手の90%が残ることは間違いない」と認めたヒル氏は、現在の監督やベンチのメンバーが来シーズンのベースだときっぱり。「毎年毎年大幅な選手の入れ替えをし続けることはできない」とも。

 残り5試合となった今、6位以内を目指し戦っているアトレティコ。「今年の目標は6位内に入ること。そして来年は4位以内だ。全員が偉大なクラブにいるということを自覚し、ヨーロッパの舞台に立つ野望を持っている」と締めくくった。

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