マキシ・ロドリゲス「ペトロフと僕は救世主ではない」

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アトレティコ・マドリーのMFマキシ・ロドリゲスは、左ひざ前十字靭帯断裂から半年以上経過し、6日のエスパニョール戦で招集メンバーに復帰した。しかし、自身とMFマルティン・ペトロフがチームにとって終盤の救世主ではないと語った。

 「僕やマルティンがこれからの6試合で4点とか6点とか取るのは無理だろう。得点やアシストで僕たちがチームを助けられればとは思うけど、僕たちが救世主になるとか、チームをタイトル獲得やチャンピオンズリーグ(CL)出場に導くというのは無理だとわかってもらわないといけない」とマキシ・ロドリゲスは語った。

 さらに「僕たちは6か月半もプレーしていないし、リズムをつかまないといけない。でも、現状を劇的に変える義務はない。ひどいチームもあるし、他のチームの結果にも左右される。僕たちのことは僕たち自身にかかっている。勝てばUEFA杯に出られるし、CLへの希望も広がる」と続けた。

 マキシ・ロドリゲスは大けがから212日ぶりに招集された。「とてもうれしい。なぜなら以前はメンバーが発表されたら、家に帰っていたからね。やっとこの時が来た。不安はあるが、ベンチにいることとピッチに出ることで大きな成果がある。少しでもチームを助けたい。最初だし90分のプレーは難しい。()監督と話し合い、ベンチ入りし、数分間出るか出ないかという方針になった」と語った。そして「足はしっかりしている。不安はあるけど、とても調子はいいし大丈夫。成果はあるし、プレーしたい」と述べた。

 エスパニョール戦での勝利は、欧州の大会に出るために不可欠だ。「決勝戦に行くつもりで、勝ちに行く。歯を食いしばり、3ポイントを取らなきゃいけない。とても重要だ」とマキシ・ロドリゲスは説明。だがCL出場にはまだ遠く、前節(第32節)終了時点で5ポイント差がある。「僕たちは中位で満足していなかった。いい試合をしてきたし、そんなに良くない試合もして、今の順位(6位)がある。違う結果を出していればUEFA杯出場を確実にし、CL出場をかけて戦えただろう。でも現状がある。1試合ずつ戦わないといけないが、悪い状態ではない。なぜなら欧州の大会に出られる位置だからね」とマキシ・ロドリゲスは述べた。さらに「ベストメンバーで戦えていれば、違う順位だっただろう。CL出場権をかけて戦えただろう。今季のリーガはとても異常だ。バルセロナとレアル・マドリーもあまり良くないし、セビージャも後半戦は勢いがない。もし僕たちが洗練されていて、けが人もいなかったら上位にいただろう。間違いない。他の方法でCL出場を達成できたであろう、奇妙なシーズンだ」と続けた。

 マキシ・ロドリゲスはFWフェルナンド・トーレスとMFリュクサンがエスパニョール戦に欠場することを残念がった。「とても重要で、いつも出ている選手たちだ。フェルナンドはペナルティエリアで仕事をするが、明日(6日)は僕たちでなんとかして、十分難しいスタジアム(モンジュイック)で3ポイントを取る。フェルナンドも行きたがっていた。こういう点は賞賛すべき選手だ。いつも出場しようとし、勇敢で、いつも困難に立ち向かおうとする。見習わないといけない。チームがうまくいかない時も、そこにいたいと思う。これはとてもいいことだし、少し困ったことでもある」とマキシ・ロドリゲスは語った。

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