アギーレ監督「選手は自分に自信がもてない時がある」

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アトレティコ・マドリーのアギーレ監督がついに口を開いた。北米のラジオのインタビューに応えた監督は、チームの微妙な立場を嘆き、選手たちに対して「自分が偉大なクラブにいることを納得させることができない」と苦しい心情を明かしている。

「このクラブはあらゆる方向から叩かれる。私はこのチームを率いるだけの器量がないとか、私は保守的だとか、チームが機能していないとかね。確かにチームは立ち上がるきっかけをつかめていない。それにファンの要求は日に日に高まってくる。最初は6位という順位で満足だったはずなのにね」とアギーレ監督。「今年は運がないね。ファンもマスコミも非常に厳しい反応を示す。しかしクラブの首脳は私の仕事に満足してくれているはずだ」と今シーズンを振り返った。

 また、監督は選手たちに自信を持たせるために苦労していると告白。「私は選手に対して説得する力がない。このチームに来た時は希望ややる気に満ち溢れていたが、選手が自分に自信を持てないこともある。もちろん気合を入れてこのチームを率いているが、私には心理学者としての才能が少しかけているようだ。このチームは偉大なんだと選手に思い込ませることができていない」と自省も込めて悩みを打ち明けた。

 来季については、もしクラブが彼を望まないのであれば問題ないとしながらも、あくまでアトレティコで続投するというのがアギーレ監督の希望だ。「目標があるのだから、もしその目標を達成できなければ私を追い出すことに問題はない。幹部とも話したが、お金などの問題は二の次だ。一番大切なのは、クラブが私とこれからも一緒に仕事をしていきたいかどうかと思っていること」とのことだ。

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