1a Divsion. Jornada 23

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3-1

Sevilla
Palop;
Daniel Alves, Aitor Ocio, Escudé, David;
Jesús Navas (Hinkel m.66), Martí, Renato, Puerta (Duda m.78);
Luis Fabiano (Poulsen m.41) y Kanouté.

Atlético de Madrid
Leo Franco;
Seitaridis, Perea, Pablo, Pernía;
Costinha (Gabi m.64), Luccin (Galletti m.46), Maniche;
Mista (Jurado m.46), Agüero y Fernando Torres.

Goles
1-0: m.14: Kanouté.
2-0: m.21: Daniel Alves.
3-0: m.73: Kanouté.
3-1: m.81, Pablo.


Sevilla: Aitor Ocio (m.34), Poulsen (m.80) y Daniel Alves (m.88)
Atlético de Madrid: Pernía (m.29), Luccin (m.39), Costinha (m.56) y Gabi (m.85)

Sevilla: Martí (m. 35)

Árbitro: Fernando Teixeira Vitienes
Estadio: Ramón Sánchez Pizjuán
Espectadores: 42.000


セビージャがアトレティコ・マドリーを破り、リーガ制覇に向け再びエンジンを点火させた。バルセロナがメスタージャでバレンシアに敗れたおかげでセビージャは勝ち点でリーガ首位に並んだ。この日カヌーテ、ダニエウ・アウベスの活躍は、目を見張るものがあった。前半の最初25分までにはすでに2点差をつけ、アトレティコ・マドリーに余裕を見せつけていた。35分にマルティがレッドカードで退場してからは一人少なくなった状態で強固なディフェンスとリスクをあまりとらず各自の仕事をきちんとこなす‘プランB’を用い勝利をものにした。チーム力を見せつけるお手本のようなゲーム運びであった。

 セビージャは試合開始から縦のラインでボールをつなぎゲームを支配したが、一方アトレティコ・マドリーはアグエロを起点に敵陣までボールを運ぶ役目をしていた。試合開始1分のセビージャの攻撃はアトレティコ・マドリーGKフランコがセーブをし、その2分後もチャンスを得たが枠を外れてしまった。そして15分、アウベスが相手DF最終ラインの間にうまくループパスをし、それに反応したカヌーテがトラップをした後、うまくGKの左側を狙い先取点を奪った。カヌーテの位置、そして右サイドにはセビージャの選手がオフサイドポジションにいたためオフサイドを取られてもおかしくないタイミングであり、相手GKフランコにとっては不運なゴールであった。

 怒涛の攻めは続き、その6分後、右サイドからヘスス・ナバスが攻撃を仕掛け切り込んできたところをアウベスにバックパス。それをアウベスが右ペナルティエリア外からシュートを放ち、うまくDFの間を抜け左隅にゴールが決まる。開始20分たらずで既に2点差をつけたセビージャ。アウベスはまさに今日の主役を演じており、持っている力全てを発揮していた。

 しかしこのような攻撃ペースも35分にマルティが退場処分になってから変更せざる負えなくなる。ビティエネス主審は28分にアトレティコ・マドリーのペルニアにイエローカードを出し、その3分後にはまたペルニーアは同様な反則を犯したにもかかわらず見逃していたが、マルティの場合はアグエロに対しての反則行為で一発退場処分となった。その後ラモス監督はポールセンをルイス・ファビアーノの代わりに出場させる。ここからセビージャは守備重視のシステムに変更を余儀なくされた。

 アトレティコ・マドリーは反撃するために、ガジェッティとフラードをリュクサン、ミスタの代わりに後半開始からピッチに送り込む。しかしアトレティコ・マドリーの攻撃はボールを持つことができるがそこから得点チャンスを作るには至らない。フラードとアグエロだけではセビージャの強固なDFを破ることはできなかった。逆にセビージャはサイドからの攻撃に徹底し、数的不利な状況をなんとか最小限にする努力をしていた。そして73分にはプエルタが蹴ったコーナーキックをニアサイドにいたアウベスが頭で後ろに流し、そこに走りこんできたカヌーテが難なくヘディングシュートでゴールネットを揺らした。

 その後81分にアトレティコ・マドリーはPKのチャンスを得た。蹴ったのはキャプテン、、しかしセビージャGKパロップがうまく読みPKをセーブしたもののこぼれ玉にパブロが反応し、結局アトレティコ・マドリーのゴールとなった。しかし反撃もそれまででセビージャの多彩なチーム力に結局終始押されたまま試合終了となった。セビージャはこれ以上ないくらいの組織力を発揮していた。

 強いセビージャが戻ってきた。現在リーガでも5本の指に入るであろうアウベスとカヌーテの活躍でこの1戦をものにしただけでなく、リーガ優勝が現実味を帯びてきた。今節を終え、バルセロナと勝ち点46で並び首位タイとなった。セビージャが復活した一方、アトレティコ・マドリーはさらに上位に上がるチャンスがあったものの、チャンスをものにできず逆に相手にチャンスを与えてしまった。

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