ライカールト監督、アトレティコは‘失望’を払拭するための格好のライバル

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バルセロナのライカールト監督は、21日の対戦相手であるアトレティコ・マドリーについて、バルサがFIFAクラブW杯で味わった失望を払拭するため、そしてセビージャに明け渡したリーガ首位の座を取り戻すための格好のライバルと捉えている。「我々は反撃したいと思っているし、アトレティコはここ2シーズンで我々のスタジアムで良い結果、つまり我々から勝利をもぎ取っているし優れたチームの一つだ。我々は、今年最後のリーガの試合で勝利を掴むと意欲に燃えている」とコメント。

このアトレティコ戦に出場停止処分でシウビーニョを、負傷によりザンブロッタを欠くことになるライカールト監督だが、休養を与えるという理由からジオ、マルケス、エジミウソンの3選手も招集メンバーから外している。とはいえ、クリスマス休暇に入る前のリーガ最後の試合を8試合連続負けなしとするために最大の力を尽く準備ができているとメンバー達に信頼を寄せるライカールト監督。

日本で行われたFIFAクラブW杯決勝でインテルナシオナル(ブラジル)に敗れ優勝を逃したことは「大きな失望だった」と認めたライカールト監督だが、このあまりにも大きな敗北の痛みもチームにとってプラスの働きをもたらすことになるとの見解を示している。「この結果を受け止め、消化しなければならない。もう終わったことだし、前に向かって進んでいくしかない。大きな失望は時として、さらに素晴らしいものを生み出すことがある。私は、運や成功からではなく日々のトレーニングから生まれると思っているし、我々は戦い続けるだけだ。もっと向上し、ピッチではファンがチームのプレーに満足するような試合を目指していきたいと思っている」。

つまり、ライカールト監督は、このタイミングでのアトレティコとの試合は格好のチャンスと考えている。「互いに良く分かり合っているチームとの試合では言い訳の余地はない」。この試合に懸ける意気込みは相当のように思われる。

負傷者、日本からの長時間のフライト、FIFAクラブW杯のタイトルを逃したこと、といったことがアトレティコに優位に傾くとは考えていないライカールト監督は、「ホームで試合をする時には、バルサが常に優位なのだから」と自信をのぞかせている。

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