デポルティーボ・ラ・コルーニャのカパロス監督は次節対戦するアトレティコ・マドリー所属の‘クン’アグエロ選手ついて、「ハンドで得点したことは別に咎めるつもりはない。代わりに抱きしめてあげたいよ」と冗談交じりに記者団の質問に答えた。
「私はアグエロを抱きしめてあげたいよ。あのようなタイプの選手はまさに‘クラック’だね。‘クラック’達は審判に笛を吹かれずにハンドでゴールできるのだ、ワールドカップのマラドーナと同じだよ。もし線審が見つけたり、主審が笛を吹いた場合は、警告のカードを出されるだろうが、何も無いときはゴールだよ」とあくまでも審判の判定に合意する姿勢をみせた。
カパロス監督はあのようなことはホームグランドでは良くあることだと認識しており、「ホームで起きたことは仕方があるまい。アウェーチームが調停にかけると騒いでもどうしようも無いことだ。終わってしまったことをとやかく言うよりも、次の試合を考えるほうが大切ではないか」と語った。
また、審判も人間だし間違いは必ず起こる、と語り、前節誤審をした審判を制裁したりするべきではない、とし「調停にかけたりすることが目的ではない。どんなに気をつけていても、人間は誰もが間違いを起こす可能性を持っているし、最後はきちんとバランスよく収まるものだ」とコメントした。
今度対戦するアトレティコ・マドリー戦ではデポルティーボが行ってきたプロジェクトの進捗状況を計る機会だと回答した。監督は左サイドからの攻撃は誰がするのか、既に頭の中で描いていて、おそらくクリスティアンかフィリペがその役を担うであろう。そしてアトレティコ相手にホームのリアソールスタジアムで‘トリプルボランチ’のフォーメーションで戦う予定である。
「何も恐れないことが今回のテーマだ。アトレティコはいろいろな可能性を持っているし、チームに対し色々なアドバイスができる優秀な監督もいる。今までの結果をみればそれが見てとれるだろう」と尊敬の意を込めて賞賛した。
アトレティコ・マドリーは現在、ペトロフとマキシ・ロドリゲスを怪我で欠いているが、それでも攻撃力は強いと語り、「我々、デポルがどういう戦いをするかにかかっているが、アトレティコもペトロフとマキシ・ロドリゲスが居ないといっても、攻撃的なシステムは変っていないと思う。フェルナンド・トーレス、ミスタ、アグエロといった選手がその役を担っている。我々は自分達を信じ、出来る限りのプレーをすることで勝利を狙っている」と野望を掲げ、記者会見を終えた。
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