アトレティコ・マドリー、サンティアゴ・ベルナベウでまたもR・マドリーに勝てず

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アトレティコ・マドリーとフェルナンド・トーレスにとって、サンティアゴ・ベルナベウは、相性がよくないスタジアムだ。この機会で3ポイントが取れないとすると、いつR・マドリーに勝てるだろうか。アトレティコ・マドリーは、6分、フェルナンド・トーレスとマキシ・ロドリゲスのコンビプレーから最後は、ミスタが押し込みあっさり先制に成功する。

その後もアトレティコ・マドリーは、R・マドリーの唯一のパスの出所であるグティに激しくプレッシャーをかけ続け、試合を優位に進める。マニシェのカシージャスの頭越しを狙ったループシュートや、ペトロフのボレーシュートなど、追加点のチャンスを数多く作り出した。

そんな時に現れたのが、R・マドリーのキャプテン、ラウルだった。それまでプレッシャーとラフプレーに苦しんでいたグティが前を向きボールをフリーで持ち、やわらかいセンタリングを右サイドへ。そこにペルニアの裏を突いたラウルが走りこみ右足でボールをゴールネットへ叩き込み同点に成功する。

このスーパーゴールでアトレティコ・マドリーの選手達は勢いをなくし、試合の流れが一気にR・マドリーペースに変わる。、レジェスが中盤からファン・ニステルローイにボールを供給しだし、カウンターからファン・ニステルローイがGKレオ・フランコと1対1のシーンをむかえるなど、アトレティコ・マドリーを苦しめた。ホームで戦うR・マドリーが試合の主導権を握ったままハーフタイムへ。

後半、R・マドリーのすばらしいコンビプレーは続き、ラウルからグティと繋いで最後はレジェスが飛び込んだシーンなど早いパス回しによるスーパープレーが続出。しかし、DFセルヒオ・ラモスがアトレティコ・マドリーのエース、フェルナンド・トーレスを倒し、この試合2枚目のイエローカードで退場になると、R・マドリーもペースダウン。アトレティコ・マドリーは、ミスタに代わって入ったアグエロを中心に、左右のスペースを使い突破を試みるも最後の決め手に欠いた。

カペッロ監督は、怪我から復帰したロナウドをファン・ニステルローイに代えたが、‘ロナウド効果’は見られず、反対にアトレティコ・マドリーの若いアグエロは、試合終了までループシュートや鋭いドリブル突破をみせた。しかし、サンティアゴ・ベルナベウでR・マドリーを破るという夢を果たすことはできず1-1で1ポイントずつを分け合った。

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