アトレティコ・マドリー、R・マドリーと1ポイント差でサンティアゴ・ベルナベウへ

この記事は約3分で読めます。

日曜日(10月1日)に行われるマドリー・ダービー。R・マドリーとアトレティコ・マドリーが、リーガ1ポイント差という均衡した状態で激突するのは久しぶりの事だ。アトレティコ・マドリーが、マドリー・ダービーで勝利したのは、7年前の1993年10月30日までさかのぼる。今シーズンのダービーは、両チーム好スタートを切っているだけに見所満載だ。

アトレティコ・マドリーは、現在5位。アスレティック・ビルバオ(1-4)とセビージャ(2-1)に連勝し、3連勝目をベルナベウで狙う。勝てば、チャンピオンズリーグ圏内に食い込める可能性もある。一方のR・マドリーは、リーガ開始からわずか1失点と安定した守備に加え、グティの創造性と強力な攻撃を備えている。

カペッロ監督にとって、マドリー・ダービーは思い出深い試合に間違いない。1997年、当時アンティッチ監督率いるアトレティコ・マドリーにビセンテ・カルデロンで1-4、サンティアゴ・ベルナベウでは3-1で勝ち、それがリーガ優勝を決める試合となった。怪我からロナウドも復帰し、ベンチ入りは濃厚。カペッロ監督の心配の種は、右サイドバックだけである。

サルガド、シシーニョを怪我で欠き、CL対ディナモ・キエフ戦(5-1でR・マドリーが勝利)と同じくメヒーアが右サイドバックを務めるが、本職はセンターバックだけに、アトレティコ・マドリーの典型的ウイングのペトロフをシャットアウトできるかに注目が集まる。

10年間、スペイン代表の赤いユニフォームを着続けてきたラウルが代表を外れ、マドリー・ダービーに集中しているのは間違いない。ラウルにとっては20回目のダービーとなり、ここまで8ゴールを入れてきた。アトレティコ・マドリーで育ったラウルが、この試合でどれだけ爆発するかも注目の的だ。

アトレティコ・マドリーのアギーレ監督にとって、サンティアゴ・ベルナベウは相性が悪くはないようだ。3シーズン前にオサスナの監督として3-0で勝っているアギーレ監督は、ダブルボランチにマニシェを入れる可能性がある。フェルナンド・トーレスと誰が2トップを組むかも見所の一つだ。ここ2試合スタメン出場しているアグエロは、若くてスピードがある。ミスタは、経験が豊富で、出た試合はすばらしい活躍をみせてきた。

鎖骨骨折から回復したガビ、足首の脱臼のミゲル・デ・ラス・クエバス、構想外のイバン・クエジャルとアスカラテ、R・マドリーから移籍し、契約上サンティアゴ・ベルナベウで出場ができないフラードの5選手が招集からもれた。

尚、主審を務めるマジェンコ氏は、R・マドリー戦を6回吹いており、全てR・マドリー勝利というデータが残っている。

マドリー・ダービーの予想スタメンは以下の通り:

<R・マドリー>
カシージャス、メヒーア、カンナバーロ、セルヒオ・ラモス、ロベルト・カルロス、エメルソン、ディアラ、レジェス、、ラウル、ファン・ニステルローイ

<アトレティコ・マドリー>
レオ・フランコ、セイタリディス、パブロ、ペレア、、マキシ・ロドリゲス、マニシェ又はコスティーニャ、リュクサン、ペトロフ、トーレス、ミスタ又はアグエロ

コメント