アトレティコ・マドリーのハビエル・アギーレ監督は、レアル・マドリーのFWラウルを同チームの「精神的支柱だ」とした。また、10月1日のマドリー・ダービーに向け、アトレティコの出来は「完ぺきだ」と評した。さらに、「ファビオ(・カペッロ監督)やラウルの仕事への批判は理解できない。R・マドリーはいいプレーをしているし、リーガで上位にいる。まだ1失点しかしていないのに批判され続けている。私には無茶な要求に思えるが、ダービーはまた話は別。いい、悪い、もしくは普通。どんな状態で相手が来ようが重要ではない」と続けた。
どちらがダービーを制するかについて、アギーレ監督は「どちらも新体制だし、私たちは選手を理解し、チームの組織作りをしているところだ。それと、私たちはR・マドリーより1ポイント下にいる。私たちはアウェイでR・マドリーが有利とされているが、私たちは成長し続けている。試合は11対11でやるのだし、互角だよ」と語った。
また、ダービーの結果が今季の今後に影響を与えないとし、「このダービーが将来を決定づけるとは思わない。なぜならまだ5節で33試合も残っている。勝っても負けても今後には影響しない」と述べた。
一方で、「(負けたら)サポーターは1週間ずっと落ち込むだろう。そうならないよう全力で頑張る。運命を決定づけるような試合ではないが、プライドをかけた試合だということはわかっている。もうR・マドリーには7年勝てていないが、恐れはない。相手に敬意は払うが、予想は気にせず、けっしてあきらめない」と意気込んだ。
アギーレ監督にとって、ダービーのカギはミスをしないことだという。「注意深く、そして集中してミスをしないようにしなければいけない。R・マドリーに勝つにはこれを全てやりとげねばならない。そうすれば幸運はやってくる。もっとも、全てをできなかったとしても、連勝できる可能性はあるけどね」と予想した。
さらに「私のチームは全くいいサッカーができていない。今はこれが普通のことだ。成長はしている。時間と、お互いを知ることが必要だ。だが、私たちはダービーに勝つため始動しているし、勝ちたい」と述べた。
最後に、今夏のR・マドリー会長選挙で、フアン・パラシオス候補が当選の際にアトレティコのDFパブロの獲得を公約していたことについて、アギーレ監督は「もう終わったこと。3か月も前のことを質問されても蒸し返す必要はない。もう少し前向きで、スポーツマン的な質問をしてほしい。パブロはいい仕事をしているし、プロフェッショナルだ。サンティアゴ・ベルナベウでも普段と同じようにプレーするだろう」と語った。
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