1a Divsion. Jornada 4

この記事は約5分で読めます。

2-1

Atlético de Madrid
Leo Franco;
Seitaridis (Galletti, m.64), Pablo Ibáñez (Mista, m.76), Perea, Antonio López;
Maxi Rodríguez, Luccin, Costinha (Maniche, m.46), Petrov;
Agüero, Fernando Torres.

Sevilla
Palop;
Dani Alves, Javi Navarro, Escudé, Puerta;
Jesús Navas, Poulsen (Dragutinovic, m.55), Martí; Adriano (Aitor Ocio, m.68);
Renato, Kanoute (Maresca, m.74).

Goles
0-1: m.40: Renato
1-1: m.85: Maxi Rodríguez
2-1: m.88: Maxi Rodríguez


Atlético de Madrid: Perea (m.22), Torres (m.26), Antonio López (m.30), Maxi (m.36), Maniche (m.71), Leo Franco (m.90)
Sevilla: Poulsen (m.26), Puerta (m.44), Dani Alves (m.45).

Sevilla: Escudé (m.46) y Javi Navarro (m.67)

Árbitro: Bernardino González Vázquez (Comité gallego).
Estadio: Vicente Calderón
Espectadores: 55.000


アトレティコ・マドリーは24日、ホームにセビージャを迎え2-1で勝利を収めた。UEFAスーパーカップでバルセロナを一蹴して欧州王者となったセビージャを相手に、アトレティコがどのような戦いを展開するか注目が集まったが、結果は厳しい内容となった。

 試合開始直後からきっちりと前線でプレスをかけ、限定されたパスコースを中盤と最終ラインがふさぐ堅守のセビージャを前に、アトレティコはボールを前に運ぶことすらままならなかった。最終ラインのパブロとペレアがボールを持っても、サイドバックにボールを回すことしかできない。本来ならば最終ラインからのボールを受けて攻撃を組み立てるべきはずの守備的MFリュクサンとコスティーニャは、バランスのいいセビージャの中盤を相手に、パスコースをふさがれてボールを受けることができない。こうなると、前線と中盤が連係して、最終ラインから前へとボールを展開するためのスペースを作らなければならないのだが、アトレティコはそのような動きを一度たりともすることはなかった。

 それとは対照的に、アトレティコの攻撃を難なく阻んだセビージャは、ボールを持った選手の視野の中で3~4人、多い時には5人目の選手までもが互いに連係して攻撃を行った。例えば、2トップのカヌーテとレナトが前線で斜め左右に交差する動きをすると、それによって生まれたスペースにサイドハーフのヘスス・ナバスやアドリアーノが入り込んでくる。さらには、また新たに生まれたスペースに右サイドバックのアルベスが走りこむという具合に、個人技と組織プレーを融合させた迫力ある攻撃を繰り広げた。

 そして前半39分、アトレティコ陣内でパブロが出したパスをアトレティコの選手が誰も受けに行かなかったところをセビージャが奪うと、あっという間にゴール前までボールを展開し、レナトが先制ゴールを決めて前半が終了した。

 後半に入るとアトレティコは新戦力のポルトガル代表MFマニシェをコスティーニャに代えて投入する。中盤の底に入ったマニシェは、頻繁にフリーランニングを行い、リュクサンがボールを受けるスペースを作ったり、最終ラインにまで下がってボールを受けてから、サイドへとボールを展開し、自らがそこに近寄って再びボールを受けて縦へと展開するプレーを行った。これによってアトレティコが前半抱えていた問題であるボールを縦へと運ぶことができないことの解決の糸口が見え始める。

 さらに前半から続いていたセビージャ側への厳しい判定が試合を直接動かすほどの影響を持つようになる。前半だけで7枚のイエローカードを出していたこの日の主審バスケスの勢いは後半も衰えることなく、イエローカードを連発。明らかにセビージャ側に厳し過ぎる判定が重なるうちに、セビージャは両センターバックのエスクデとハビ・ナバーロが立て続けに退場することになった。
 2人の守備の要がピッチを去ってしまったセビージャは、前半のような万全の態勢を維持することができない。ボールをアトレティコに支配され、自陣で試合を展開することを強いられるようになった。

 すると、後半39分にアトレティコMFマキシ・ロドリゲスがミドルシュートを決めて同点に追いつく。さらにその4分後には、左サイドを突破したトーレスから中央へパスが通り、走り込んだマキシが再び押し込んで、アトレティコが一気に逆転に成功。2-1と逆転し、試合終了となった。
 しかし勝利したアトレティコのホームだったから良かったものの、両チームの立場が逆であれば、暴動も起きかねないような不穏な雰囲気が試合終了後のピッチには漂っていた。

 試合後のセビージャ監督ファンデ・ラモスはさばさばとした表情ながら皮肉たっぷりに、この試合を総括してみせた。
「選手たちは本当に素晴らしいプレーをしてくれた。審判の判定に対してどうのこうの言うつもりはないが、戦術的、組織的、技術的に上回っていたわれわれが敗れたという結果は、この試合で何が起きたのかを明確に物語っている。このようなことがなぜ起きるのかについては、マスコミの人たちの方が私よりもより詳しく知っているし、より多くを語ることができるだろう。とにかく、われわれは誇りを持てるプレーを、この難しいスタジアムで行った。胸を張ってここから去ることができる」

コメント