1a Divsion. Jornada 2

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0-1

Atlético de Madrid
Leo Franco;
Valera (Maxi Rodríguez, m.70), Perea, Pablo Ibáñez, Antonio López;
Jurado (Galletti, m.46), Costinha, Luccin, Petrov;
Mista (Agüero, m.46), Fernando Torres.

Valencia
Cañizares;
Miguel, Ayala, Raúl Albiol, Moretti;
Angulo, Marchena, Edu, Vicente (Gavilán, m.81);
David Silva (Regueiro, m.68); Villa (Jorge López, m.89).

Goles
0-1: m.6: Villa


Atlético de Madrid: Costinha (m.59)
Valencia: Miguel (m.41), Raúl Albiol (m.56) y Cañizares (m.73)

Atlético de Madrid: Fernando Torres (m.75)
Valencia: Moretti (m.66)

Árbitro: Medina Cantalejo (Colegio Andaluz)
Estadio: Vicente Calderón
Espectadores: 50.000


リーガ第2節、ビセンテ・カルデロンスタジアムで行われたアトレティコ・マドリー対バレンシアの試合は、試合開始早々に、スコアは動いた。前半7分、アトレティコのセットプレーを跳ね返したバレンシアが速攻の構えに入ると、DFパブロが敵陣内で体を張って阻止しようとした。パブロは見事なスライディングでボールをかき出すが、そのこぼれ球はバレンシアに。ボールは左サイドを駆け上がったビセンテへと渡り、ドリブルからセンタリング。低い弾道でペナルティーエリア内へと飛び込んだボールは、走り込んできたビジャにピタリと合う。ビジャはこれを右足ボレーでゴールへと押し込み、バレンシアが先制した。本来ならば、このスペースにはパブロがいるはずだったが、先のスライディングで帰陣が遅れてしまっていたのだった。

 ホームで先制ゴールを奪われ、アトレティコサポーターで埋まったスタンドは「今年もまたダメか……」という雰囲気が立ち込めた。しかし失点以降、アトレティコは持ち味を活かして反撃に出る。ビジャやビセンテ、シルバといったスピード豊かな選手をそろえるバレンシア攻撃陣を、組織的とはいえないまでもペレア、パブロ、アントニオ・ロペスら身体能力の高い守備陣が抑えると、トーレス、ペトロフといった突破力に優れる前線へとボールを展開。アトレティコの攻撃は縦への勢いに溢れ、バレンシアを押し込んでいった。
 だが、アトレティコは度々訪れたチャンスを逸し、混戦状態となったゴール前でスペースを失うと、次第に攻撃に行き詰るようになる。そのままバレンシアの1点リードで前半は終了した。

 後半開始同時に、アトレティコのアギーレ監督はすぐさま交代のカードを切る。2トップの一角だったミスタに代えてアグエロを、右サイドハーフのフラドに代えてガジェッティを投入して、反撃の体勢を整えた。すると、ピッチでは早速その効果が表れる。
 前半は押し込みながらも攻撃に行き詰っていたアトレティコだったが、アグエロの重心の低いドリブルはバレンシアゴール前の狭いスペースを切り裂いていった。アグエロは周囲の選手にショートパスをはたいて、そのリターンをもらうべく次のスペースへと走り込む。アトレティコの攻撃にはリズムが生まれ始めた。しかし、後半26分に訪れたアグエロのシュートチャンスはバレンシアDFに当たって跳ね返され、その後立て続けに訪れた決定機も物にできなかった。
 すると後半30分、フェルナンド・トーレスが審判への暴言の判定を受けて退場を宣告されてしまう。これによってアグエロのパートナーをアトレティコは失うことになり、攻撃は一気に破たんしてしまった。

 結局、試合は1-0のままバレンシアが勝利。バレンシアは開幕2連勝を飾った。試合後、バレンシアのキケ・フローレス監督は、この試合の勝負の分岐点を明確に語った。
「勝敗を分けたのは、押し込まれながらもトーレスやペトロフに最後の一線、つまりゴールを挙げるためのスペースを与えなかったという点だ。攻撃力に溢れたアトレティコと戦うのは困難だった。だが、選手たちは勝つためにやらなければならないことを責任を持って遂行してくれた。
 アトレティコは新しい監督になったばかりだから、チームを作るのには時間が必要だと思う。例えば昨シーズンのわれわれのようにね。だが、アトレティコのプロジェクトは間違いなく成功するだろう」

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