現地時間21日、2006年ワールドカップに出場しているフェルナンド・トーレスが、自国の快進撃の背景にはキャンプ中に培った団結力があると語った。ロイター通信が報じている。
ウクライナを4対0と一蹴、チュニジアを3対1で撃破し、早々とグループリーグ突破を決めたスペイン。その攻撃力ばかりが注目されているが、2試合で3ゴールを記録し爆発的な得点力の源となっているフェルナンド・トーレスが、その理由はもっとほかのところにあると明言した。
「僕たちの強みは、チームというものがほかの何よりも重要だということをみんなが気付いていること。僕たちは一致団結したグループなんだ」と語ったフェルナンド・トーレス。グループリーグの初戦と第2戦で見せた快進撃で優勝候補との声まで聞こえてくるが、その点に関しては「僕たちは優勝候補なんかじゃないよ。優勝候補は、これまでワールドカップで優勝経験のあるいくつかの国のことだよ」と応じた。
ただ、どれほど好調で優勝候補だとしても、これまでスペインの最高成績はベスト4。優勝経験がないどころか決勝戦に進出したことさえない。フェルナンド・トレースも「ここまではすべてがうまくいっているけど、まずはファイナルまで辿り着かないとね」と周囲に惑わされることなく、足元をしっかり見据えていた。
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