W杯を目前に控えたケズマンが、今回の大会ではリオネル・メッシーとロビーニョが躍進を遂げる選手だと語った。FIFAのW杯公式HPで「メッシーはもちろん、ロビーニョだって間違いなくものすごい才能を持っている。それからロッベンかな。彼はもうすぐ世界最高の選手になる可能性があるからね。それ以外だとロナウジーニョとアンリ。世界最高といえば彼らを外すわけにはいかないよ」とセルビア人FWは語っている。
さらにケズマンは台風の目として自国セルビア・モンテネグロを推す。「僕らはいいチームだよ。それは本当に監督のおかげ。2年前に彼がチームを率いるようになってから、僕らのプレーは本当によくなった。選手同士も上手くやっているしね」とやる気十分だ。
「下の代表から来たメンバーが多いから、チームとして一緒に成長してきた仲間なんだ。それがA代表まで多くの選手が残ったのはいいことだよ。それに僕らには十分経験もあるからね」とケズマン。「ヨーロッパの大きなリーグや偉大なクラブでプレーしている、実力たっぷりの選手が多いよ」と母国を絶賛する。
またW杯は、同組になった旧友と再会するよい機会でもある。「何人かとは連絡をとったよ。バルサのファン・ボメルとか、PSVの選手とかね。あとドログバとも話をした。それからアトレティコでは、マキシとレオ・フランコがアルゼンチン代表でプレーしている。僕らは仲もいいし、いつもいたずらばっかりしている。その友達とドイツで会えるのは嬉しいね。あとは運が僕の味方をしてくれるだけでいいよ」。
アルゼンチン、オランダ、コートジボアールと共に“死のグループ”を構成するが、「どのチームも質の高いいいチームだから、どこにでも勝ち進むチャンスはあるし、だから本命もいない。どんな結果になっても面白いけど、僕は自分たちの実力を信じているよ」と決勝トーナメント進出に全力で挑むつもりだ。
「それに希望を失ってはいけない。僕らは予選でスペインよりも上位だったんだ。スペインみたいに強い国より順位が上だったんだから、自信を持ってもいいよ。カギになるのは初戦。負けなければ可能性は広がるね。そしてもしグループリーグを通過できたら、その後は何が起こってもおかしくないよ」とあくまで自信に満ちているようだ。
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