マンサーノ監督が率いるマジョルカは、ビセンテ・カルデロンでアトレティコ・マドリーに勝利し、1部リーグ残留をほぼ確実なものにした。モチベーションも、選手間の信頼も感じられなかったアトレティコ・マドリーは、UEFA杯出場権もなくなった。
アトレティコ・マドリーは、ペトロフが試合開始早々にCKをもぎ取り、マジョルカGKプラッツを脅かす。10分までは、両サイドを使って攻撃を仕掛けた。しかし、いつものようにペトロフの頑張りは効果なく、徐々に勢いをなくしていった。
マジョルカも前半は、ピスクリチとアランゴの活躍にとどまり、ゴールチャンスはあまり作れなかった。中盤ではアトレティコ・マドリーのプレッシャーに苦しんだ。前半終了と同時にアトレティコ・マドリーの選手達のできの悪さにサポーターは怒りをブーイングで爆発させた。
後半、マジョルカは数回アトレティコ・マドリーGKレオ・フランコを攻め立てた。1部残留のため1ポイントでも獲得したいマジョルカは、徐々に引き気味に試合を運び、アトレティコ・マドリーがチャンスを重ねていった。
しかし、ケズマンは度重なるチャンスを外し、ゴールゲッターの名目を保てず、期待の新人マルケス、マキシ、イバガサの途中出場も得点に結びつける事はできなかった。反対にマジョルカは、アトレティコ・マドリーDFのミスからアランゴが絶妙のパス。これをジョナスがゴールに叩き込み貴重な1勝を挙げた。アトレティコ・マドリーの今シーズンは、またも失敗に終わった。
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