オサスナ戦敗退で完全にどん底状態のアトレティコ・マドリー。ビアンチ監督が率いるアトレティコ・マドリーはいまだに勢いに乗れずにいる。シーズン前の目標は最低でもUEFA圏内に残る事であったが、現在はそのUEFA圏内から勝ち点で10ポイントも離れている。さらには降格圏内まで4ポイントしか離れていない。このチーム状態にありながらアトレティコ・マドリー経営陣は、ビアンチ監督が最も適した監督だと頼りきっている。
昨日、アトレティコ・マドリー幹部は昼食会を開いた。その中でビアンチ監督について、この危機的状況を脱する上でも重要な人材であり、新監督を据える意志がない事を明らかにした。
この幹部会議のもう一つの論点となったのが冬の移籍市場で選手獲得を実行するかしないかという点である。すでにロシツキー、マニシェという有力候補が名を連ねてはいるものの、この2人を獲得に動くかどうかは未定だ。チーム状態から考えても1,2選手を獲得したところで結果がでるとは考えにくく、それよりも今いる選手達が来年のシーズン再開後いかに集中しこの状況を打開できるかである。現在のアトレティコ・マドリー首脳陣、サポーターの期待は、シーズン再開後に選手達がどんなリアクションを見せてくれるかである。シーズン前に大金をつぎ込みアトレティコ・マドリー大改造を行った経営陣の願いは、選手達がいかに目覚めてくれるかである。
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