元アルゼンチン代表MFのディエゴ・シメオネ(35)が来年の6月でサッカー選手としての人生に幕を降ろし、指導者としての道を歩むことになった。
「僕はいつもサッカーのために情熱を注いできたが、決断を下す時が来たんだ」とブエノス・アイレスの地元ラジオ局でそう明かしたシメオネ。
今年の1月、アトレティコ・マドリー退団後し、ラシン・アベジャネダへ移籍したシメオネは、ラシン・アベジャネダでこれまで33試合に出場。「少し前から引退のことは考えていた。最終的に6月までプレーし、喜びに満ち溢れた選手というすばらしい仕事をやめることに決めたんだ。現役を続ける可能性を残したまま、これからの試合に臨みたくはなかった。だから今(引退することを)発表することにした」と伝えている。
アルゼンチン代表では、14年間で代表キャップ数106と最多出場記録を持つシメオネは、「プロサッカー選手、そしてチームの一員としての一つの証を残すことが、この先6ヶ月での目標だ」と語っているが、それは、トルネオ・クラウスラ(アルゼンチン後期リーグ)のタイトル獲得の他ならない。「手本となるような選手になりたいわけじゃないが、心からサッカーを愛するやつだったと覚えていてくれればいいね」と付け加えている。
1987年9月13日、ベレス・サルスフェルドでプロデビューを果たしたシメオネは、3年間ベレス・サルスフェルドでプレーした後、ピサ(90~92)、セビージャ(92~94)、アトレティコ・マドリー(94~97)、インテル(97~99)、ラツィオ(99~03)、アトレティコ・マドリー(03~05)でプレー。また、シメオネはこの2年間で、コーチングスクールで第一段階のレベルを終了している。
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