スペインがようやくドイツW杯出場を決めた。予選の悪い局面をへて、ルイス・アラゴネス監督はチームを立て直し、スペインは正しい道をたどった。予選のグループリーグに加え、プレーオフで、スペインのドイツへの道のりがようやくスロバキアにて幕を閉じた。アラゴネス監督就任以来、スペイン代表は無敗を続けている。しかし、勝てないのもまた事実だ。ともかく、ホロスコに先制されたものの、ビージャが同点弾を決め、アラゴネス監督の無敗記録は継続された。12日の、ビセンテ・カルデロンでのスペインの驚きのゴールラッシュにより、第2戦は単なる通過儀礼となった。
予選のグループリーグとプレーオフの間における、スペインの進歩は特筆に値する。アラゴネス監督は必要ない選手を切り捨て、プレーの優先順位を明確にした。その舞台は中盤だ。そこの選手たちをひとつにまとめた。アラゴネス監督の意図はボールを支配し、試合の主導権を握ろうというものだったが、他にも理由はある。プレーオフに招集されなかったホアキンは瞬間的なとてもいいプレーを見せることができるし、W杯で招集される可能性はある。シャビ・アロンソは全ての面において、スペインのプレーにバリエーションを与えた。スロバキアを前に、そのリズムは際立っていた。一方で、今回の賭けは、価値のない選手起用もあぶりだした。たとえば、第1戦でのアルベルダのボランチだ。他に試すべき方法があるにもかかわらず、この起用はスペインの活力をうばった。
前半、スペインは試合を楽しんでいるかのようだった。キックオフ後、すぐにスロバキアの意図が明らかになる。ラウルはボールを下げるが、スロバキアは前に出てこないで、スペインの攻撃を待っている。スロバキアはカウンターのみを狙っていた。この方法でロシアを抑え、プレーオフに進出した。しかしスペインはより厳しい相手で、スロバキアはなにもできない。ネメトとホドゥルがスペインの中盤に抑えられ、ビッテクの1トップが機能しない。パブロは最後までプジョールと同じようにはプレーできなかったものの、スロバキアの攻撃をしのぐ。
スロバキアは守備もぜい弱だった。強力なスペインを前に、神経質で、壊れやすく、雑だった。ラウルの最初の決定機はシュクルテルのGKコントファルスキへのバックパスのミスで生じた。だが、ラウルはシュートを外す。スペインはいつでも試合を決められる状態だった。おそらく、それがもたついてしまった原因だろう。今度は、コントファルスキが左サイドからのセンタリングを落球。3人のスペインの選手が競り合いにいっていたが、誰もコントファルスキに接触していない。これにフェルナンド・トーレスが足を出すものの、このシュートも外れる。
スペインのプレーはよくなかった。ボールを簡単に回すが、速攻がない。そうしているうちに50分、スペイン守備陣のミスをつき、ホロスコのゴールでスロバキアが先制する。これに対し、スペインはボールを支配し続け、さらにラウルとフェルナンド・トーレスに代えモリエンテスとビージャを投入し、引き分けを狙う。ビージャは同点弾で、アラゴネス監督の期待に応えた。この4人のFWは、ドイツに行くのにふさわしい。ここであったことは、すでに新たな歴史へとつながっているのだ。
<スロバキア代表>
コントファルスキ、ザバフニク、シュクルテル、クラトフビル、ドゥリカ、クラヤシク、フリンカ、グレスコ(→チェク、78分)、ホドゥル(→ホロスコ、46分)、ネメト(→フォドレック、83分)、ビッテク
<スペイン代表>
カシージャス、ミチェル・サルガド、パブロ・イバニェス、プジョール、アントニオ・ロペス、バラハ、シャビ・アロンソ、チャビ(→セルヒオ・ラモス、74分)、ビセンテ、ラウル(→モリエンテス、65分)、フェルナンド・トーレス(→ビジャ、61分)
<得点>
1-0 50分 ホロスコ(スロバキア代表)
1-1 71分 ビージャ(スペイン代表)
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