アーセナルがフェルナンド・トーレスに対しスカウトを送り込んでいるとはいえ、アトレティコ・マドリーには今のところトーレスを売る意思は全くないことははっきりしている。ヨーロッパのビッグクラブからトーレスへの興味は途絶えることはないが、イギリスで報道されたような破格のオファーですら、アトレティコは聞くことは考えていない。
チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、ニューカッスル・・・は、ヨーロッパで最も成長しているFWの1人であるトーレス獲得を強く望んでいるクラブである。そのアーセナルがトーレス獲得に3000万ユーロ(約41億円)を用意しているとイギリス紙‘The Sun’が報じているが、アトレティコ側にこれに応じるつもりはないようだ。
「トーレスは我々の‘クラック’になる。彼はアトレティコでそれを証明してくれるはずだ」。アーセナルからの興味について聞かれたエンリケ・セレソ会長はそう答え、「アーセナルからの連絡は特にないが、来たとしても答えは同じだ。それは他のクラブにも言えることだ」とも伝えた。リーガ上位を狙うアトレティコは今夏、選手を大量補強し、新たな監督を招聘し、トーレスはキャプテンとしてチ-ムを引っ張っている。アトレティコ側は交渉に応じるつもりもないだろう。
また、トーレス自身の気持ちもはっきりしている、トーレスはクラブのプロジェクトに期待しているし、これまで過ごしてきたクラブを偉大なクラブにすることをまず考えている。それはトーレスの発言や雰囲気からも伝わってくる。だが、数シーズンで何も獲得できなかったい場合に備え、トーレスはタイトルを狙え、チャンピオンズリーグでプレーできる可能性のあるチームを比較検討するための扉は常に開いている。
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