1a Divsion. Jornada 9

この記事は約5分で読めます。

1-1

Atlético de Madrid
Leo Franco;
Velasco, Pablo Ibáñez, Perea, Antonio López;
Maxi Rodríguez, Gabi (Luccin m. 70), Zahínos, Petrov (Ibagaza m. 74);
Kezman y Fernando Torres.

Villarreal
Viera (Barbosa m. 29);
Kromkamp, Gonzalo Rodríguez, Quique Álvarez, Arraubarrena;
Sorín, Josico, Tacchinardi (Peña m.20); Riquelme,
José Mari (Senna m. 62) y Forlán.

Goles
1-0: m. 5, Zahínos
1-1: m. 93, Forlán


Atlético de Madrid: Kezman (m.41), Pablo Ibáñez (m.42), Velasco (m.50), Gabi (m.67)
Villarreal: Sorín (m.3), Quique Álvarez (m.5), Riquelme (m.79), Forlán (m.90)

Atlético de Madrid: Luccin (m.85 y m.87)
Villarreal: Gonzalo Rodríguez (m.16)

Arbitro: Miguel Angel Pérez Lasa (comité Vasco)
Estadio: Vicente Calderón
Espectadores: 35.000

Gol de Zahinos (1-0) Ha recibido el pase de Maxi RodríguezGol de Zahinos (1-0) Ha recibido el pase de Maxi Rodríguez


この試合波乱の連続だった。特にビジャレアルにとっては最初からついてなかったとしか言えないような内容。開始5分にアトレティコ、サイノスのシュートがアルアバレナに当たり、軌道が変化したボールはそのままゴールへ。あっさりとホーム、アトレティコが先制。更に10分後にはゴンサロがフェルナンド・トーレスに対する後ろから危険なタックルをし、一発退場に。なんとビジャレアルは前半早々から10人で戦うことを強いられてしまった。不幸はまだ続く。前半20分にはタッキナルディ、29分にはGKビエラが負傷し、ペーニャ、そしてバルボサと交代。前半ですでに交代枠を2つも使ってしまった。

一方のアトレティコは序盤から有利に試合を進めた。特にカンテラ出身であるサイノスは約3年間も怪我に泣かされ続け、ようやく桧舞台に戻ってきた。ビアンチ監督からの信頼も厚く、この日、リュクサンに代わり起用されたガビと共に中盤を支配した。
そして、ディフェンスラインと前線の間をコンパクトに保ち、左サイドのペトロフはそのジャックナイフのような切れ味鋭いドリブルでビジャレアルディフェンダーを切り裂いた。

この時点で圧倒的に有利なのはアトレティコだということは言うまでもなく、ビジャレアルにしてみればほとんど不可能指令となってしまった。アトレティコは1人多いという利を活かして、もっとも危険なリケルメを包囲。リケルメ、フォルランのラインを潰し、孤立させる事に成功。

後半に入り、ペジェグリーニ監督は賭けに出た。セナを投入し、リケルメをフォルランの近くまで押し上げた。なぜならアトレティコには中盤でしっかりパスをつなぎ、ゲームを組み立てる選手が欠けているのにも関わらず、前線フェルナンド・トーレス、ケズマン、ペトロフ、マキシは高い位置でボールを受けようとしているため、中盤にスペースが生まれ始めたからである。この作戦は成功し、ビジャレアルの選手はリケルメを始め、ソリンなどキープ力のある選手が多く、10人で戦っているのにも関わらず、ビジャレアルがゲームを支配していた。

「このままではいつかはアトレティコはやられる」という不安は拭えないまま、刻々と時間は過ぎていく。後半31分にはもっとも警戒しなければいけないリケルメ、フォルランのコンビで完全にアトレティコディフェンス陣を崩したが、フォルランの放ったシュートはわずかにゴールの外へ外れた。

アトレティコは1人多いにも関わらず、何か緊張しているようにプレーが固くなり、落ち着くことが出来なくなってしまった。そのアトレティコの不安を象徴するようにビアンチ監督が中盤に落ち着きを持たせる為、イバガサ、リュクサンが投入され、少しずつアトレティコペースになりつつある時に、わずか数分のうちに2枚の入れローカードをもらったリュクサンが退場してしまう。これで数的同数になった両チーム。残り時間はロスタイムを含めて後わずか。そして、ロスタイム3分過ぎたところでビジャレアル最後のフリーキックのチャンスを迎える。残り時間も考え、センターサークル付近から直接ゴール前に放り込まれると誰もが予想していたが、なんとリケルメがフェイントをいれ、ペナルティーエリア外でボールを呼び込んだ。そこにパスが通る。アトレティコのディフェンス陣の誰もが意表を突かれたそのプレー。次の瞬間リケルメはゴール前に美しい放物線を描くボールを放り込み、そのボールに反応したのはやはりフォルランだった。

ボールはアトレティコゴールに突き刺さり、最後の最後で引き分けに終わった。
アトレティコにとっては最悪のシナリオとなり、ビジャレアルはその結果に相応しい戦いをしたと評価できる。

コメント