「我々の長所そのものが欠点になっている」

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アトレティコ・マドリーの監督であるビアンチが「ゴールに直線的に向かっていく選手を多く抱えている。例えば、マキシ、ペトロフ、、そしてケズマンのようなタイプの選手だ。その結果、ゲームをじっくりと組み立てるということを考えなくなってしまい、それが問題を引き起こしている。まさに我々の長所そのものが、欠点となっている状況だ。しかし、だからといって選手の個性を変えることは出来ない。マキシはゴールも決めるし、サイドに張り付いて活きるウィングプレーヤーではない。それからペトロフに関しては彼のプレースタイルを変えることは私には出来ないし、変える気も無い。おまけに我々はスペインの中でも数少ないツートップで戦うチームだからしね」と語り、今チームとして持っている個性を最大限に活かし、良いプレーをしながら勝利を収めて行くことが良薬であるとした。もちろん今はまだ彼の思うようなサッカーが出来ていないのは事実だが。

話は変わり、最近何かと取り上げられる誤審問題については「審判は忠実に仕事を全うしてくれていると思う。しかし、何人かの人は試合の前に勝手に物語を作り上げ、主審をその主人公に仕立てている。私は彼らについて何も言うことは出来ないし、円滑に審判が試合を進められるようにするだけだ。彼らも人間。もちろん私達も人間であり、私なんかは毎日何か間違いを犯して生きているんだ。だから、審判を責めることは出来ないよ」と紳士的な意見を残した。

最後にリーグ優勝の行方については「バルサ、R・マドリー、バレンシアの3チームを中心に進んで行くんではないかな。その中でもバレンシアには大きな可能性を感じるね。チームを建て直し、素晴らしい補強を行った。おまけに彼らはチャンピオンズリーグも、UEFA杯もないんだ。それは大きなメリットだと思うよ。そして、最後に我がチームも、もちろんその優勝争いに加わる可能性は大いにあるよ」と語った。

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